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2017.11.8

ローカル局 若手応援特集「サンテレビ」「カツヤマサヒコshow 100回記念 百田尚樹さん」放送回は大反響!

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※本記事は2015年に取材したものです

[ サンテレビ ]

報道制作局 制作部
家村 栄輝(いえむら しげき)

制作会社勤務を経て、2005年入社。「カツヤマサヒコSHOW」担当ディレクター。

 


 

テレビ番組「カツヤマサヒコSHOW」 毎週土曜 23:30-24:25放送
兵庫県随一(?)の教養番組 http://sun-tv.co.jp/katuya/

 

まず、この番組はどうやって始まったのでしょうか?

家村 :サンテレビだからこそできるチャンレンジをしよう!というところから始まっています。地元密着番組ではない路線ってないのかな?という点と、一方で在阪局ではやらない番組って何だろう?という点から考えました。プロデューサーとも『毒をもって毒を制する』番組にしようと(笑)。勝谷さんご自身が兵庫県出身ということもあって、初の冠番組が地方局で実現しました。

 

毎週のゲストの方々の顔ぶれが非常に多彩ですが、どのように選んでおられるのでしょうか?

家村 :勝谷さんから「この人とやってみたい」という話をもらいつつ、我々制作スタッフ陣からも、勝谷さんに「こういう方はいかがでしょう?」と提案して、一緒に決めています。勝谷誠彦さんがMCだったらという事で、受けていただけるゲストの方も沢山いらっしゃるので、ゲストに依頼する部分では非常に助かっています。

 

企画会議はどういう感じで進行しているのでしょう?

家村 :企画会議は週1回、構成1名とディレクターは私含めて3名、そしてアシスタントの榎木アナウンサーとプロデューサーの計6名でやっています。勝谷さんはどんなことを話すんだろう?というところからスタートして、「ゲストがこの方だからこういう話になるかも」という想像をしながら、番組の流れを掴んでいます。

というのも、勝谷さんは、事前打ち合わせは一切しないんです。「オレはやらないよ」って(笑)事前にMTGしちゃうと、どうしても普通の“テレビ”になってしまうので、“テレビ”にしないためにも打ち合わせはナシで、いきなり収録するようにしています。制作スタッフ全員が“テレビ”にならないように!というのは気をつけています。」

 

編集面で工夫しているのは、どんな点でしょう?

家村 :客観性を大事にするために、収録から2週間ほど空けて、頭をクールダウンしたうえで編集に入るようにしています。収録終了後すぐに編集すると、どうしても強烈な現場の雰囲気に引きずられてしまって、初めて番組見る人の視聴者感覚が欠けてしまいますからね。

 

反響があった放送回は?

家村 :ジャンルは様々ですが、やっぱり政治家や経済界の方々などは反響がありますね。それ以外の分野では、元海上幕僚長の方は反響がすごかったです。「この人の話をじっくり30分以上にわたって聞けないよな」という方々の放送回はやはり反響が大きいですね。

 

そういう意味では、今回、取材させていただいた百回記念の百田尚樹さんの放送回も反響がすごそうですね。話の内容が、安保や憲法改正など、東京で普通に放送すると炎上要素が満載でしたが(笑)、実際の放送でも今日の収録は極力使うのでしょうか?それともある程度、カット?

家村 :もし、個人の悪口になる要素があったとしたら、その部分は切りますけど、世の中的に炎上しそうだからという理由で、カットしたりとかはしません。むしろ、出来るだけ切らない。そうじゃないと勝谷さんとご一緒する意味がないですよね(笑)。

世の中的に炎上しそうだなという内容のものでも、話の流れ・前後の文脈をきちんと見ればきっと分かってもらえると考えて、出来るだけ編集で切らないようにしていますね。百田尚樹さんも仰ってた通り、「サンテレビが守ってもしゃーないやんけ」って事だと思います。

本気でやれば他局さんだって出来ない事はないと思うのですが、でもやはりこれはやりにくいぞっていう番組をサンテレビがやっていくのは、当社として生き残っていくために必要な事だと思いますね。刺激的なゲストの方々の本音のところに触れて、「そうそう、実はオレもそう思ってた!」て、言いたい方って、実は結構多いと思うんですよね。

 


営業事業局 本社営業部 企画開発部
渡邉 弓奈(わたなべ ゆみな)

「お菓子な時間」プロデューサー。2010年入社。

テレビ番組「お菓子な時間」 毎週日曜 昼12:00~12:30放送

兵庫県内の洋菓子店を毎週1店舗取り上げ、
パティシエ自慢の1品やそのお店ならではのこだわりスイーツを紹介する
http://sun-tv.co.jp/okashi_time

 

渡邉さんが、サンテレビに入社された後のご経歴をお聞かせください。

渡邉 :2010年に営業として入社して、いま6年目です。2014年からは営業と兼任で、企画開発部という部署にも所属しています。開局から続いているサンテレビガールズのオーディションとか他のイベントプロデュースなどをやっている部署ですね。

 

入社から一環して営業畑におられるのですね。営業のお仕事はたとえばどういった業務内容になるのでしょうか?

渡邉 :いくつかの広告会社、それから自治体も担当させていただいています。自治体だと、最近では、淡路島の方によく伺っていました。

というのも、今年は淡路島で『淡路花博2015 花みどりフェア』というイベントがあったのですが、このイベントを盛り上げられるように淡路島や兵庫県、それからこのイベントに他県から出展してこられる自治体などにもPRになるような提案して、仕事につなげていく仕事をしています。

サンテレビは独立局ですから、東京からのスポットCMを待っていればいいという話でもないので、自分たちでどんどん仕掛けていかないといけないんですよね。まさに部署名の通り、企画してビジネスを開発していくという感じだと思います。

 

営業でお忙しい渡邉さんが「お菓子な時間」を始めるに至った経緯をお聞かせください。

渡邉 :一昨年、社内で“チャレンジコンテンツ”という公募企画があったんです。営業でも制作でも技術でも応募はどの部署でもOKという趣旨で。それに応募したところ、採用されました。最初は単発モノとして制作しました。そしたら、それが他局に番販で売れたので、昨年は今度はレギュラーモノで!ということで、もう1回応募して採用され、今に至るという感じですね

 

渡邉さんご自身は、もともと洋菓子がお好きだったんですか?

渡邉 :いや、実はそれが元々はそんなに食べる方ではなかったんですよね(笑)。洋菓子にした経緯は、一昨年、チャレンジコンテンツに応募する際に、最初は“お酒”をテーマにするといいかなという話をしてたんです。ただ、海外への番販を考えた際に、お酒だとNGの国も結構あるよねという話で、お酒路線は却下になりまして。じゃあ、神戸だし“洋菓子”がいいかもね、という考えで始めたんです。元々、神戸市は一世帯あたりの洋菓子消費額が日本一です。

また、兵庫県の洋菓子協会は、日本の洋菓子協会の中でも一番歴史のある団体で、実際に洋菓子店の加盟店数が東京都に次いで全国二位なんです。そういう意味で、洋菓子は、この街に合ったとてもいいテーマ選定だったと思います。

あと、番組を始めて分かってきたのですが、洋菓子って色んな業界とコラボしやすいんです。「お菓子な時間」のスポンサーは、自動車ディラーなのですが、軽自動車なのでお客さんの7割が女性ということもあって、車に乗ってスイーツ食べに行こう!という企画とか。

他にも、材料メーカーさんと一緒にスイーツ作りませんか?とか、スポーツメーカーさんと一緒にスイーツランニングを企画しませんか?とか。色々なコラボが考えられるので、そういう提案を続けて、パートナー企業さんを一社でも多く見つけていきたいですね。

 

番組を作る上では、どんなところに工夫しておられるでしょうか。

渡邉 :番販先では、いつ見られるか分からないですから、ナレーションの入れ方は注意しています。たとえば、『このお店は去年オープンして・・・』と言うのではなく、『このお店は2014年オープンして・・・』という言い方にしています。

他には撮影時に、洋菓子の行程を、丁寧に画におさめて欲しいというオーダーをしています。というのも、グラサージュという洋菓子の表面にチョコレーなどを流してコーティングする調理法があるのですが、ああいうのを丁寧に画に撮っていた放送回で、かなり反響があったんです。

眼をひいたんでしょうね。なので洋菓子の美しさを、完成した製品だけでなく、途中の製作工程でも表現できたらいいなと考えています。あとは、この番組で神戸市・兵庫県を盛り上げたいので、単にパティシエやそのお店の紹介だけでなく、お店がある街の名所も紹介するようにしています。番組を見てお店に来てくれた方に、その街も歩いてほしいんですよね。

 

放送後の反響はいかがですか?

渡邉 :それがうれしいことに、毎週あるんですよね。『テレビ見てきました』というお客さんが何人来てくれた!とお店の方からご連絡をいただけます。

 

これからの抱負についてお聞かせください。

渡邉 :先ほどお話した、この番組のテーマである“洋菓子”を起点にコラボの提案営業を続けていくことで、パートナー企業さんを一社でも多く見つけていきたいなと思いますね。あとはそれと並行して番販も積極的にやっていきたいですね。営業ですから(笑)

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