岩持 友也
東京支社 営業部
2013年入社。入社1年目から提案していたFacebookページでの企画「入社2年目、東京支社のさえない“もっちぃ”が東京で出会った~東京でがんばってるめんこい・イケメン岩手県人ファイルでがんす」を実現。
※本社への取材記事はこちらから(Synapse vol5.に掲載)
http://www.videor.co.jp/synapse/local/005/01.html
*本記事は2015年に取材した記事です。
もともとテレビ局志望だったんですか?
岩持 :実はそういうわけじゃなかったんです。岩手の若者がすごい減っている中で、若者が帰ってきたいと思うような岩手にしたい!という思いがありました。そこで、岩手に一番影響与えられる仕事ってなんだろうなって考えた上での結論が、テレビ局でした。その中でも一番若者に影響を与えられるのは当社だと思いました。
大学では何を勉強されていたんですか?
岩持 :地域政策学部というところで、地域活性化とかそういったことを勉強してました。高校ぐらいから岩手で仕事したいなって思っていたんです。岩手の人が好きで・・皆さん優しくて。やっと岩手の会社に就職が決まって、って思ったら東京支社配属(笑)。本社で研修している時から『東京という可能性もあるよ』とはいわれていたんですが・・。
どうして東京支社に配属されたのでしょうか?
岩持 :たぶんなんですけど・・就活のときも『地元が好き』っていう部分をかなり推していたので、外を見たほうがいいってことなのかな、と思いました。ですので、東京でしかできないことに挑戦したいです。社外でもいろんなつながりを持っておけば、いつか岩手に帰ったときに役に立ちますよね。
今はどのような仕事をされているのですか。
岩持 :スポットデスクという仕事をしています。例えば営業がクライアントから広告を●●万円の予算で○月まで出稿したいといわれたとします。私の仕事は、どこの番組のどの場所に広告を出稿するのかを決める仕事です。だから視聴率、結構見ています(笑)。
Facebookの「入社2年目、東京支社のさえない“もっちぃ”が東京で出会った~
東京でがんばってるめんこい岩手県人ファイルでがんす」を企画した背景はなんでしょうか?
岩持 :若者は今みんなネットを見ています。それをテレビに引き込むためにはと考えて、それでFacebookがいいかなと思いました。それに岩手はサブカルがちょっとアツかったりするんです。
知事がアニメの情報を公式Twitterでつぶやいて、若者に反響を呼んだりしていて・・。だから二次元の世界ではないけど、かわいい子やイケメンを取り上げたらウケるんじゃないかなって。僕も単純にかわいい子好きですし(笑)。
Facebook企画を始めたきっかけは?
岩持 :当時の東京支社の上司に『こういうのどうですかね』っていったら、『やってみな!』ってなったんです。入社二年目から本格始動したんですが、実現したのにはとあるきっかけがあって・・。その上司が本社の編成部に異動になったんです。
Facebookの統括もしているので、とんとん拍子で進みました。その上司がさらに上の人に話をしてくれていたみたいで、気づいたら『動くぞ』って言っていただいて。本当に感謝しています。
御社では、新しい企画の提案はしやすいんでしょうか?
岩持 :すごくしやすいです。他社の同年代の人と話していても、『いいね、やらせてくれるんだね』といわれます。東京支社内に新渡戸稲造に心酔している人もいるんですが、番組企画を書きまくっていて実際に番組を作ったり。チャレンジしやすい雰囲気は確実にあると思います。
実際に取材はどのように進めるのでしょうか?
岩持 :初回は上智大学のミスコンに参加している子だったんですけど、まったくツテがないので直接大学の総務に電話をして、ミスコンの事務局にまわって、そして本人にやっと・・みたいなちょっとした“たらいまわし”にもあったりします(笑)。他の方のときはFacebookを通じて依頼したり。取材も原稿を書くのも一人でやっています。
Facebookの文章は岩手弁バリバリですね
岩持 :最初、私は敬語で原稿を書いていたんです。正直、地元のことばを使って振り切りたい気持ちはあったんですけど振り切れなくて。その原稿を上司に見せたら、『こんな感じでイケ!』と岩手なまりの原稿で返ってきて。『あっここまでやっていいんですね。』と。それを見て僕もうれしくて。本当はやりたかったので。
最終的には番組に?
岩持 :まだ漠然としているんですけど・・・。Facebookの企画に出てくれた人だけを集めて番組をやりたいです。東京に出てきている岩手の若者と、ずっと岩手にいる若者が『東京と岩手どっちがいいのか』っていうのを話す番組とか・・。いわゆる“しゃべり場”みたいな感じか、バラエティっぽくやるのか。いずれにせよ、局の人間としてやはり番組に落とし込みたいです。
今後の目標、もしくは野望をお願いします。
岩持 :当社での目標は、局のイメージを上げることです。僕は“めんこいテレビ”っていったら岩手の局の中で『楽しい』って思う世代だったので。今は視聴率的に苦しい部分もありますが、そういうイメージを取り戻すために挑戦し続けたいです。
そして、岩手県に関しては、若い人が岩手に戻って元気にしていかないと!岩手を元気にしたい人たちを集めて飲み会とかもしたいですね。いろんな企画出し合ったり、アツく語り合いたいです(笑)。