HOME テレビ “スマイル”を合言葉に、NSTはここからもっとはばたいていく 新潟総合テレビ(NST) 編成広報部長 堀川晃子さん
2018.12.27

“スマイル”を合言葉に、NSTはここからもっとはばたいていく 新潟総合テレビ(NST) 編成広報部長 堀川晃子さん

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新潟総合テレビ(NST) 編成広報部長 堀川晃子氏


2018年12月16日に開局50周年を迎えた NST(新潟総合テレビ)。編成広報部長を務める堀川さんは、視聴率UPやより良い番組づくりはもちろん、“スマイル”をコンセプトとした局のブランディングや、新潟の活性化なども意識した広報活動に邁進されています。その取り組みと、50周年という節目の年からさらなる飛躍を目指すNSTの「これから」についても語っていただきました。

 

“スマイル”がコンセプト

 

―堀川さんが部長を務めていらっしゃる「編成広報部」の業務内容を教えてください。

主に番組の編成、広報など情報を発信する部になります。どう視聴率を上げていくかという部分に加え、局のイメージアップにおけるブランディング的な部分も担っています。あわせて、考査および番組審議会事務局も担当しています。部員数は私を含めて8名で、加えてホームページ担当として1名の委託スタッフで運営しています。

 

―局のブランディングというお話がありましたが、詳しく聞かせてください。

NSTは“スマイル”、つまり“笑顔になる”をコンセプトとして掲げています。NSTの社屋に来たり、NSTの番組を観たり、イベントに参加すると、みなさんが笑顔になれる。そんなテレビ局でありたいと心がけています。

 

―開局当時から“スマイル”のコンセプトを掲げていらっしゃったのですか?

いえ、NSTを「Niigata Smile TV」という名称でアピールするようになったのが、2014年からです。

新潟のN、スマイルのS、テレビのTで、「Niigata Smile TV」。社名は新潟総合テレビですが、もっと親しみやすい形でみなさんに身近に感じてもらうにはどう表現したらいいか、社員から募った中で出てきた名称が「Niigata Smile TV」でした。

土曜18時から放送のレギュラー自社制作番組『スマイルスタジアム NST』にも“スマイル”が採用されています。この番組は2001年スタートの番組ですが、当初から、みなさんが笑顔になる番組をお届けしたいという思いがあったのだと感じています。

 

― “スマイル”というコンセプトをどう捉えていらっしゃいますか?

「なぜテレビを観るか」「なぜイベントに行くのか」という部分に立ち返ったとき、楽しくなりたいからだよね、楽しいときって自然に笑顔が出てくるよね、というところからの「Niigata Smile  TV」だと私は思っています。それは部内でも共有していて、まさに今、来年度のブランディングの企画を考えているのですが、やはり「笑顔をつなぐテレビ局でありたい」ということを軸に話し合っています。

 

―視聴者の地元の方々は、どのようなイメージを持たれているんでしょうか?

親しみやすいと感じていただいているのではないかなと思います。「Niigata Smile TV」という名称もだいぶ浸透してきたのではないでしょうか。

一度、放送局のイメージ調査をやったことがありますが、そのときは「まだまだだな」という印象でした。もっとみなさんに認知していただけるよう、広報活動を続けていきたいです。

 

笑顔をつないで新潟の良さを発信していく

 

―笑顔をつなぐために、イベントなどもされているんでしょうか?

ゴールデンウィークには「信濃川感謝祭 やすらぎ堤川まつり」といって、社屋と、その横を流れる信濃川堤防の“やすらぎ堤”でイベントを開催しています。「川まつり」に先駆け、春には34本のポールを立てて、約100匹のこいのぼりを毎日揚げるのですが、社員でシフトを組んで朝晩の上げ下ろしをしています(笑)。みなさんがそれを見て、季節感を感じたり、ほのぼのとした気持ちになったりしていただけたらと思ってやっています。今年で26回目になりましたので、実際にゴールデンウィークの風物詩になっていると自負しています。

秋には「NSTまつり」として、こちらも社屋を開放して、コンサートやお笑いライブ、そして視聴者参加のダンスコンテストなども行っています。また、全国の有名店が一堂に会する“ラーメンWARS”や、スイーツ・全国のグルメを楽しめるフードイベントも長蛇の列ができるなど、毎年恒例のイベントとしてみなさんに楽しんでいただいています。

 

―2018年のNSTまつりには「新しい地図」の稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんも出演されたそうですね。

はい、スペシャルトークショーにお迎えしました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックについての取材を進めていく中で「どうやったらみなさんにもっと知ってもらえるのだろう」という話をしていたところ、パラサポスペシャルサポーターであるお三方が出演してくださることになりました。
「NSTまつり」にいらっしゃったみなさんが、毎年「すごく楽しかった」と言って帰っていかれるので、とても嬉しい気持ちになります。もちろん番組もそうですが、こうしたイベントを通じてのブランディングも大切だと思っています。

 

―イベントというと、新潟は花火大会も注目度が高いですよね。

日本三大花火である長岡花火がありますしね。当社としても今年、LINE LIVEやYouTubeを使って7月に越後三大花火に数えられる「ぎおん柏崎まつり海の大花火大会」、8月に「新潟まつり花火大会」のライブ配信をしました。進学やお仕事で県外に出た方でも、そういった媒体なら見ることができますから。ライブ配信中にリアルタイムであがってきたチャットで、「見られてよかった」とか「NSTさんありがとう」といったコメントをいただいて、関わったメンバー皆が「喜んでいただけて良かった。よし、またがんばろう!」という気持ちになれましたね。

 

―他にも、笑顔をつなぐための施策があれば教えてください。

大好き!にいがた!」キャンペーンを実施しています。新潟をもっと好きになってもらおう、新潟の美しい自然、誇るべき伝統文化など、いい所をみなさんにもっと知ってもらい新潟の活性化を推進しようという企画です。

もっと大きなことを言うと、「新潟にはこんなに良い企業があるんだよ」「こんな素敵な場所があるんだよ」ということを、新潟の若い人たちに向けて発信していきたいという狙いもあります。このキャンペーンでは、森づくり運動でのブナの苗木の植樹や田植え、大好きな新潟の魅力をテーマにしたフォトコンテストの開催、出前授業などを行っています。イベントには、NSTのマスコットキャラクターであるナシテ君とドシテちゃんも参加して、みなさんと触れ合い楽しんでいます。毎年たくさんの方にご参加いただいていて、本当に嬉しく思っています。

 

歴史を重ねて進化していく番組づくり

 

―今、自局制作で力を入れている番組や、人気番組を紹介してください。

毎週土曜18時から放送の『スマイルスタジアム NST』、土曜午前10時25分から放送の『八千代コースター』、そして金曜15時50分から生放送の『八千代ライブ』ですね。ちなみに、「八千代」というのはNST本社住所からのネーミングです。

『スマイルスタジアム NST』はNSTの長寿番組で、2001年10月から放送しているので、今年でもう18年目になりました。

 

―18年目!長いですね。番組の歴史で何か印象的な出来事などありますか?

NBS長野放送とのコラボレーション番組を作るようになったことですね。ちょうど同じ時間帯に自社制作の『土曜はこれダネッ!』という番組を放送されていて、「一緒に番組を作りましょう」ということになりました。

2008年のNST開局40周年記念番組として放送したのが始まりなのですが、その後も引き続き、年に一回、秋に『スマイル・これダネッ!』という共同制作番組を二局ネットで放送しています。

 

―同じ系列局の中で情報交換はされると思いますが、一緒に企画を考えたり、コラボ番組を作ったりされることは多いのですか?

NSTは少ないと思います。下地ができているエリアは、積極的にコラボレーションされていると思いますし、九州エリアや北陸三県はもっと頻繁に取り組まれているようにみえます。

エリア的な問題もあるのかもしれないですが、当社としてはまだまだ。『スマイル・これダネッ!』が核として一つあるくらいです。

 

―他局の取り組みを参考にされていることはありますか?

実は昨年、同じ系列の関西テレビ・石川テレビと一緒に番組を制作して、ベトナムで放送したことがありました。内容としては、関西テレビが以前放送していた『走れ!ガリバーくん』という番組のフォーマットにのせて、「王様の旅をする人」と「貧乏な旅をする人」が各エリアをめぐるというものです。ベトナムの方に日本を紹介する番組として制作・放送しました。

そのときの関西テレビの仕切りや、リサーチ力、企画力といったところが本当に素晴らしかったです。私たちは人員的にもなかなか追いつかないのですが、とても勉強になりました。

 

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