HOME テレビ 「YouTube&スマホ時代の映像制作会社をコンセプトに!スマホ時代の 『映像』のつくり方」東京倉庫 滝 祐夏さん vol.3
2018.6.1

「YouTube&スマホ時代の映像制作会社をコンセプトに!スマホ時代の 『映像』のつくり方」東京倉庫 滝 祐夏さん vol.3

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東京倉庫 代表取締役 滝 祐夏さん


前回の記事はこちら(vol.2)

—ヒットさせるにはアイディアや映像の質も大事だと思うのですが、他に大事なことは?

やはり炎上というキーワードがヒットには外せません。炎上すれすれ、炎上しそうだけれど、いかに炎上しないかというところに座布団が一枚飛んでくるわけです。そのすれすれ感はなかなか出せるわけではないので、難しいところですね。

—社員とはどのようなコミュニケーションをとっていますか?。

映像の世界に限らないかもしれませんが、新しい世界に飛び込んだら一回これまでの考え方や培ってきたことをゼロにした方がいいという話はしています。仕事は学生が趣味でやるのとは違うので、自分が面白いことではなく、見ている人にとって面白いことをしなければならない。

それができなくて同じところをぐるぐると回って苦しんでいる人は多い。映像は思いやりの仕事だということを理解しないと真の意味でのクリエイターにはなれないと思います。

そういう意味では、今の若い人は仕事として映像をつくることに少し興味が薄いのかもしれませんね。
また映像の仕事は実は非常に地味です。今日も社員がおもちゃメーカーへ人形商品のコマ撮り撮影を一日中するという作業に出ているのですが、とても根気がいる作業なんですよね。

でも当社もそうですし、今のテレビ業界でもそうらしいですが、長続きしない人が増えているようですね。
テレビに限らない話だと思いますが、現場にいる人にあまり決定権がなく、上からの指示で動くことが多い。
現場の人にもっと権限委譲すれば、制作者がいい仕事をできるなと思って、自分なりにはそうしているつもりです。

 

 

 

—これからの展望は?

Webや、とりわけ今後はモバイルに特化した新しい映像の面白さを発明したいですね。映像作品は『総合芸術』で映像も音も緻密に考えてつくりあげていくことが必要ですから、目指す目標に向かって一緒に戦って粘ってくれる人と仕事をしたいです。そうすれば発注者と受注者の関係だけではない熱量で、面白いものができると思います。

新しく、大手芸能事務所と組み、モバイル時代のコメディをロングスパンで制作するプロジェクトを進行中です。テレビや映画の企画構成や画のクオリティを担保しつつ、モバイルでサクサク楽しめ、演者と視聴者の距離感が近い、それを広告媒体化する計画です。今は埋もれている、才能あふれる若手芸人たちが輝ける場の創出と、ハイセンスで大人も楽しめるチャンネルをつくることで、今までにない動画媒体をめざします。

もう一つは、リアルの場で〝面白い〟をつくる事業です。第一弾として都内にヨガ教室をオープンしました。普段忙しいクリエイターに体調を整えてもらいリセットできる場にしました。

さらなる夢のプランは、銭湯をリノベーションしてヨーロッパへ輸出することです。母親の胎盤を再現し、現代に疲れた、とりわけ普段頼る人のいないエグゼクティブな人々が胎児に戻って甘えられるようなお風呂をつくりたい。どの事業も、根底にあるのは独特の世界観を提供することで、人に喜んでもらうことです。それが私にとって大きなやりがいなんですよね。

(了)


東京倉庫 代表取締役 

滝 祐夏 

大学を卒業後、映像制作プロダクションに入社。『やじうまプラス』『ワイド!スクランブル』など報道番組の制作を担当。退社後、2013 年より「YouTube&スマホ時代の映像制作会社」をコンセプトに、自ら事業をスタートさせる。

 

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