「ミルンへカモン!なんしょん?」の「岡山放送」ローカル局 若手応援特集

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「ミルンへカモン!なんしょん?」の「岡山放送」ローカル局 若手応援特集

[ 岡山放送 ]

※本記事は2015年に取材したものです。


編成制作局 アナウンス部

渡邊 大祐(わたなべ だいすけ)

2011年4月入社。現在、「ミルンへカモン!なんしょん?」の取材・中継レポーターとして活躍中。


テレビ番組「ミルンへカモン!なんしょん?」 月〜金曜 15:50-16:50 土曜 9:55-10:55放送

https://www.ohk.co.jp/nansyon/

渡邉さんが、岡山放送に入社されてからのご経歴をお聞かせください。

渡邉 :現在、入社して4年目でして、1年目は報道部に配属されました。記者活動したり、取材したり、原稿書いたり、自分でニュース読んだりしていましたね。今やらせていただいているような情報番組をやりはじめたのは2年目の秋からです。

最初に配属された報道部は、どんな感じでした?

渡邉 :毎日怒られながら、鍛えられた時代ですね。まさに修行の時代でした。

たとえば、配属されてほどなくしてから、天気予報のコーナーを担当させてもらうようになったのですが、予報に入る前に、まずは一ネタいれることが基本ルールになっていて、ある真夏日の天気予報で、不快指数の話をしようと思ったんです。

不快指数というのは、気温と湿度で表現した人間が生活するうえで不快に感じるような体感指数のことなのですが、はじめに『皆さん、不快指数ってご存知ですか?』と言いたかったのに、急に緊張の波がきちゃって、頭が真っ白になって、口がまわらずにシドロモドロになってしまったんです。もう何が不快って、私のトークが一番不快!という放送になってしまいまして…(苦笑)。

ほんと、なぜか急に頭が真っ白になっちゃったんですよ。。。他にも、岡山の後楽園で中秋の名月を見ようという鑑賞会があって、その中継時に、幻想的な琴の音が流れてくるはずのタイミングなのに、いっこうに流れてこなくて、また焦ってしまって、「あれ、琴の音色が流れてきませんね。

あれ?まだかな??あれれ??あれれれ???」みたいになってしまって、放送後に「1年半、報道で何してたんだ!!!」って怒られながら、今の制作に送り出されました(笑)。アナウンサーは厳しい世界だな、と感じた次第です。


たとえば、今その時の後楽園のシーンに出くわしたら、どう対処しますか?

渡邉 :「今なら、『まだ琴の音が流れてこないですね。どうしたのでしょうか』などとコメントでうまく間をつなぎながら、落ち着いて対応できるのかなと思います。」

それは成長の証ですね!では、1年目の厳しい修行時代を乗り越えた渡邊さんが、突き抜けた瞬間ってあるのでしょうか?

渡邉 :「日本三大奇祭の一つである“はだか祭り”という、毎年2月に岡山市の西大寺で開催されるお祭りに中継で参加した時ですね。

そのお祭りは、午後10時に電気がぱっと消えたと同時に、宝木(しんぎ)と呼ばれる木が上から投下されて、それを数千人の男の人たちが激しくぶつかり合いながら奪い合う祭りなのですが、そこに参加している闘志むき出しで、アドレナリン全開の参加者の方々を取材していたら、

一緒に行きましょう!という流れになって、その流れに身を任せているうちに、水行もやるし、真冬の深夜にふんどし一丁だし、大事なところも出るか出ないかという放送事故になるかならないかの瀬戸際の状況だしという色んな危機的な状況が重なって、

何かが自分の中で吹っ切れてしまって、『もう何だってできる!!』という感覚が芽生えてきて、それがきっかけで突き抜けたような気がします。」


『なんしょん?』の放送で、ご自身で気をつけておられることはどんなことでしょう?

渡邉 :夕方なので、まずはテンションをあげていかないといけないと思っています。 それから、このエリア内の他局のアナウンサーや東京キー局のアナウンサーと同じことをやっていてはダメだという想いが強くあります。

たとえば、これは自分の中だけの裏テーマなのですが、1回のレポートで最低2回はギャグを放り込む、という目標を掲げています。必ず笑いをとるんだ!と。それはアナウンサーの仕事じゃない、と色んな方々にご指導もいただくのですが、でも、これまでのテレビとも、また他で見られるようなテレビとも同じではダメだと思っているので、果敢に挑戦しています。

まあスベってばかりなんですけどね(苦笑)。それでもスベるためには、まずは挑戦していなければスベれないので、『スベってるということは挑戦しているという事なんだ!』と毎日自分に言い聞かせながら、チャレンジしています。」


放送中以外の部分では、どんなことに気をつけておられますか?

渡邉 :岡山県・香川県の人たちが集まりそうなお祭りやイベントについては、ネットやアプリだけでなく、新聞も雑誌もとにかく情報収集をして、企画会議でも取材をしたいと言い続けて、実際に取材させてもらうようにしています。

渡邊さんが、御社の社業に貢献するために、今どんな事をお考えですか。

渡邉 :今はまだそんなステージにいないのですが、いつの日か『岡山放送にワタナベというアナウンサーがいる』ということを岡山県・香川県の皆様にご記憶していただけた時に、やっと会社に貢献できるのかなと思っています。

そのためには、毎日の過ごし方が非常に大事で、日々120%やったという自信を積み重ねてやっていく以外ないと思っています。毎日やり切ったと思えるように、取材やロケハンの中で、必ずどこかに面白いことがあるはずだと信じ、また探しながら日々活動しています。


有り難うございました!これからも頑張ってください!

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