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2017.10.8

ローカル局 若手応援特集 冠番組アナウンサー(たけおの鹿児島全力たび!)として全力!「南日本放送」

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※本記事は2015年に取材したものです。

重盛 赳男(しげもり たけお)

2014年入社 報道制作局(アナウンサー)所属
担当テレビ番組:「かごしま4」(月~金曜 16:00~16:53)レポーター、「ときめきワイド」(水曜 14:00~14:30)、「たけおの鹿児島全力たび!」(不定期)など

 


 

※本記事は2015年に取材した記事です。

 

 

重盛さんが、アナウンサーを志すことになったきっかけは何ですか?

重盛 :高校時代に放送委員会というのに入っていて、校内放送をやったり、合唱コンクールの影アナ・影ナレとかをやっていたら、自分の声を仕事にするのは面白いかもしれないと思うようになったんです。

当時の先生がとてもほめ上手な方で、『いい声だねぇ~』と言われて、うまくのせられて本気になっちゃいまして(笑)。それで、大学に入ってからも、授業でアナウンス講座を受けたり、アナウンス研究会というサークルに入ったり、外部のアナウンススクールにも通ったりしながら、4年間アナウンサーになるための活動を続けていました。それでご縁があって、当社へ入社できました。

入社一年目を振り返って、どんな一年でした?

重盛 :3ヶ月間の研修を経て、まずはラジオ番組で短いニュースを読むところからはじまりました。 それから徐々にラジオで長いニュースも読ませてもらったり、回数も増えてきたりするうちに、テレビ番組でも短い番組ナレーションなどをやらせてもらえるようになってきました。

今は、それら以外にも、CMのナレーションやイベントの司会・ラジオの公開生放送など、多岐に渡った仕事をやらせていただいております。

仕事に慣れてくると、ご自分からこれをやりたいという希望も出したりされるのでしょうか?

重盛 :自分自身が、学生時代に陸上(800m)をやっていたので、スポーツがやりたいです!というのは、入社以来ずっと言い続けていたんです。当社は毎年、鹿児島県地区対抗女子駅伝をやっているので、担当できたらいいなという気持ちもあって。

そしたら、中継地点のレポートを1分間、やらせてもらえたんです。貴重な経験で、非常に有り難いことだと思っています。今後、高校野球など色んなスポーツをやっていきたいですね。

入社1年目で、特に思い出深かったお仕事は何でしょうか?

重盛 :冠番組の『たけおの鹿児島全力たび!』をやらせていただいたことです。この番組は、鹿児島県の見知らぬ土地・人とノーアポで出会って、最終的にはその方のお宅にお泊りさせていただくまで頑張るという内容なのですが、これは大変でもあり、でも楽しくて、非常に思い出深い番組です。

 

 

どんなところが思い出深いですか?

重盛 :第1話は枕崎市からはじめたのですが、ポンと放り出されて、『ハイ、誰かに話しかけて』っていう感じで始まったんですが、最初はとても緊張して(笑)。

でもその土地のことに興味を持ち、そこでふれあう方々にも興味を持ってお話を聞いていくことで、次々と扉が開かれていくというのを途中から感じはじめました。そうしたら、枕崎市の回では、出会ったご夫婦の方に、『今日は息子として泊めてあげる』とおっしゃってくださいました。もう本当にうれしかったですね。

1年目にして、冠番組持たせてもらえるっていうのは凄いことですね!

重盛 :実は、今年の3月末に、この『たけおの鹿児島全力たび!』を海外に売ろうということで、香港で開催された『香港フィルマート2015』という、テレビ番組や映画・ゲームなどの映像コンテンツを対象とした国際的な商談会に4日間参加させてもらったんです。

自分が出ている番組を売るということと、英語が多少得意だった(※Synapse編集部注:TOEIC
940点)ということが理由だったと思うのですが、冠番組をやらせてもらえるだけでなく、そこでまたいろんなことを学ばせてもらって、そういう意味でも本当に有り難いことだと思っております。

その香港での4日間では、どんなことをお感じになったのでしょうか?

重盛 :海外へ番組を売るという意味では、少し変えた方がいいこともあるのかもしれない、と感じました。具体的には、海外のバイヤーさんに『この番組は何なんだ?』というのを説明するのが非常に難しかったんです。

海外の方々は『私はドキュメンタリーを探しています』とか『バラエティを探しています』など、求めているカテゴリーが非常に明確で分かりやすいんです。必然的に、こちらにも明確な説明を求められます。しかしながら、私は自社の番組の説明を求められても、どう返そうか悩んでしまったんですね。

放送回ごとにドキュメンタリータッチの時もあれば、バラエティテイストの時もあったりするので、そのあたりをどう言えば伝わるかな?というのが難しくて。また、別のバイヤーさんに言われたのは『なんで日本の番組は、自分たちの地域を自慢する番組が多いんだ?』とも聞かれました。

そう問われるまでは、自分自身、そこに疑問を感じたことはなかったのですが、海外に売っていこうとした時、ある程度そういうところを納得してもらえるような説明が必要なんだなということを感じて、何らかの分かり易さが番組に求められるのかなと感じました。香港人のバイヤーさんの話だと、日本の他局さんの番組もそのあたりで苦戦しているようでした。

そういうご経験を通して、重盛さんご自身はこれからどうやって会社に貢献していきたいと思われますか?

重盛 :その見本市で、先ほどの話とはまた別のバイヤーさんに言われたことなのですが、番組に出演しているリポーターやコメンテーターのキャラクター性に惹かれて、番組を視聴される方も結構おられるそうなんです。

その話を聞いたときに、私自身もこれから自分のキャラクターを明確に立てていくことで、私自身を見るために番組を見たいという人が出てきてくれるとうれしいな、ひいてはそれが番組販売につながり、また会社にも貢献できるんじゃないのかなというのは感じました。

なので、これからどれくらいの時間がかかるかは分かりませんが、自分自身のキャラクターというのをきちんと立てていきたいなと思うようになりましたね。1年目でそういう貴重な経験をさせてもらえたことは非常に大きかったです。

 

 

社内探訪>>> ラジオ番組『城山スズメ』の生放送の様子

 

     

 

城山スズメは、1953年の南日本放送がラジオ南日本として開局した日にスタートした、60年以上続いている長寿ラジオ番組。毎週月~金曜で放送中。手前は、生放送で曲をオンエア中に、ポーズをとってくださる采野吉洋(うねの よしひろ)アナウンサー。右奥は、采野さんと共にパーソナリティをつとめる笹田 美樹(ささだ みき)さん。

 

 

テレビ番組「てゲてゲ」のリハの様子

 

月曜は、朝から「ズバッと!鹿児島」(9:55~10:20)の生放送が、午後は「かごしま4」(月~金16:00~16:53)、「MBCニューズナウ」(月~金:18:00~19:00)のオンエアおよびそのためのリハもあるため、「てゲてゲ」(毎週月曜19:00~19:55)のリハは、月曜の午後一からスタートする。

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