ローカル局 若手応援特集「サタナビっ!」藤盛由果アナウンサーも「秋田朝日放送」も身近な存在に

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ローカル局 若手応援特集「サタナビっ!」藤盛由果アナウンサーも「秋田朝日放送」も身近な存在に

※本記事は2015年に取材したものです。

[ 秋田朝日放送 ]

報道制作センター アナウンサー 藤盛 由果(ふじもり ゆうか)
2012年入社。担当テレビ番組「サタナビっ!」(毎週土曜9:30−11:00)



アナウンサーを目指したキッカケはなんだったのでしょうか?

藤盛 :中学・高校では放送部に入っていたのですが、中学1年生で始めたばかりのころコンクールで、全国大会に出させていただいたんです。そのとき審査員の方に「君は読みの技術はないけど、声がいいからひろってみた」っていっていただき、それがすごく嬉しかったんです。

それまで自分の声のことを考えてこなかったので、そういう見方というか、聞き方をしてくださって、評価をしてくださる方がいるんだと思ったのが声に対して興味をもったきっかけです。それにダンスとか歌とか身体表現を色々やってきて、何かを表現するというのを仕事にできたらいいなって考えているうちのひとつにアナウンサーがありました。


藤盛さんが入社されてからご担当された番組はなんですか?

藤盛 :最初は夕方の番組のお天気コーナーでした。初日はいつ始まっていつ終わったかわからないくらい緊張していました(笑)天気予報は未来を語っている情報なので・・・、「〜になるでしょう。」「〜になる見込みです」って語尾は未来形なんです。

それまでそういう原稿を練習したことがなかったので戸惑い、未来のことを話すって難しいなって思いました。結局、天気予報はトータルで3年くらいやらせていただきました。


2014年から「サタナビっ!」のMCになられましたが戸惑いもあったのではないですか?

藤盛 :そうですね。ニュースのときは45分だったのが、「サタナビっ!」は1時間半あるというだけで未知の領域でした。スケジューリングがわからなかったですね。たとえばニュースだとある一日一日で一区切りつくものが、「サタナビっ!」は1〜2週間ぐらい先のことを考えてスケジュールを組むので最初は慣れなかったんですよね。あとはロケも初めて。

町でばったり会った人に話を聞いてその人がどんな人か聞くんです。そういうのは初めてだったので、こんなにどっと疲れるものなのかと思いました。今では楽しんでロケにいけるようになりましたけど。


楽しめるようになってきたきっかけのようなものはあったんですか?

藤盛 :転機は取材対象の方に話しやすいといっていただいたことですね。「サタナビっ!」の歴代の女性アナウンサーは全員県外出身の方で、地元秋田出身は私が初めてだったんです。だからロケ先で地元の方になまりではなしていただいたら、アナウンサーだということを忘れてつい秋田なまりで返してしまうんですよ。

それで話しやすく思ってもらえればいいのかなと考えています。それになまりが出るほど自分も自然に話せるようになったのかなと思います。意気込まなくなったんですね。もしかしたら見ている人にもそういうのが伝わったのかもしれません。


共演者の方たちとも最初から仲がよかったのですか?

藤盛 :ZENさん含めて出演者方々が受け入れてくださっているのでスムーズに入れました。今でも出演者同士でよく話したりしています。CM中も会話が多いのですが、あれがないと本番もなんだか変なんです。ぎこちなくなっちゃう。

今日のそれぞれの出演者のテンションとか、なんとなく「あぁ、今日いっぱいしゃべる」とかわかるんです。ずっと携わっているスタッフ陣もそうだと思います。だからその日の調子のようなものを確認して、「これが足りないならこっちの人これやろー」みたいなことが自然とできているのかもしれません。

みんな「サタナビっ!」ファミリーみたいな言い方をしているのでZENさんがお父さんで、小生意気な娘がいるみたいですよね。スタジオがプチお茶の間っぽくなっていてVTR見ながらあーだよね、こーだよねっていっている感じが小窓に入っている感じです。


番組を作る上で工夫されていることなどありますか。

藤盛 :今日ちょっと自分の話す量を減らしたぶん、相手にしゃべってもらおうかなとか、話すのもこっちの人にふってからはなしてもらおうかなとか、分量を変えたりします。それがうまくできなくて試行錯誤して失敗したーとか思う日もあるんですけど(笑)


今後の目標を教えてください。

藤盛 :秋田の一番身近なアナウンサー、秋田のアナウンサーといえばこの人だよね、という存在になれればいいなと考えています。AABも秋田を知っている人が必要で採ってくださったと思うので、自分の役割は一番はそこですね。

なまりは許してください(笑)これからもどんどん取材し、ロケに行って秋田の方々とお会いしたいです。人と話すのが好きでこの仕事をしているという気持ちを忘れないようにしなきゃなと思っています。

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