【ラジオレコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO】同じくサブカルを愛する人たちに届けたい!〜KRY山口放送『なりカル!』成田弘毅アナウンサー〜

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ラジオ レコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO 第61回

今回はKRY山口放送の成田弘毅アナウンサーに注目しました。成田さんは2014年入社。2017年からラジオ番組『なりカル!』(土曜 22時〜23時)のパーソナリティーを務めているほか、2021年からは同局の看板番組のひとつ『熱血テレビ』(月曜〜金曜 16時50分〜17時53分)の3代目MCを務めています。




『なりカル!』は漫画、アニメ、ゲームをテーマにした番組です。2022年12月23日には初めてのオンラインイベントも行い、予想以上の人数の参加者で盛り上がりました。ラジオでもテレビでも大活躍。サブカルチャーが大好きな成田さんに話を伺いました。

◯はじめは心配されて...

やきそば サブカルチャーをテーマにした番組を作るのは山口放送では初めてでしたよね。

成田アナ まさにそうです。番組を立ち上げるにあたり、まわりからは「果たして漫画、アニメ、ゲームの話だけで毎回もつの?」と心配されました。そこでプレゼンでは「漫画やアニメ、ゲームに全く触れずに大人になった人はいませんよね」「とても万人向けの番組なんです」と話しました。

やきそば そうなんですか!
成田アナ 余談ですが、僕とディレクターだけで作るのでお金がほとんどかからないこともアピールしました。

やきそば そこも大事ですね(笑)。
ひとくちに"アニメをテーマにした番組"といってもアニソンをかける番組や声優が担当する番組など、さまざまな番組がありますが、『なりカル!』は成田アナによるトークが中心です。
成田アナ 「しりとりクエスト」のコーナー以外はほとんど曲をかけていません。ほかの番組との差別化もあります。声優さんを頻繁にゲストにお呼びするわけにもいきませんから...。 やきそば 普通はトークとともにBGMをかけがちですが、『なりカル!』はBGMがなく、成田さんが没頭して話しているところがいいですね。

成田アナ 音楽がかかった状態で喋るとどうしても音楽に影響されてしまうんです。そこで、好きな作品に対する情熱をおしゃべりだけでお届けしています。それに音源の準備や時間の管理、僕の話し相手まではなちゃんがひとりでやっているので負担を減らすためというのもあります(笑)。
やきそば ディレクターのはなちゃんが普通に絡んでいるのも面白いです。

成田アナ ただ、これは"マニアあるある"ですが、自分が好きなものについて語るときは早口になる傾向があるので、はなちゃんはブレーキの役割も担っているというわけです。そのほか、トークのスピードや紹介する情報の内容など、いろいろなことを考えて試行錯誤するうちに現在のようになりました。


◯県外ファンも続々と

番組のオンラインイベントは山口放送では初めての試みでした。どれほどの反響があるのか予想がつかないため、成田さんもはなちゃんもヤキモキしていましたが、結果的に予想の2倍を超える人数の申し込みがありました。
やきそば 開催してみていかがでしたか?

成田アナ 開催する前は、果たして有料のイベントにどれほど参加していただけるか予想がつきませんでしたが、いざ申し込みが始まると日を追うごとに人数が増えていきました。しかも県内はもちろん、いつもradikoのエリアフリーで聴いてくれている県外の方も非常に多かったです。

今回のイベントを通じて、ラジオ制作以外の部署の社員も興味をもってくれるようになりました。今度はほかの番組で開催してもいいですし、番組とは関係なく、アナウンサーの趣味をモチーフにしたオンラインイベントもできたらいいですよね。鉄道が大好きなアナウンサーもいますから。


やきそば 時間も延長しましたよね。

成田アナ 当初は90分を想定していて、はじめは「時間がもつかな?」と心配していましたが、始まってみると時間が足りなくてコーナーをふたつ飛ばすはめになってしまいました(笑)。時間の制約がないと、楽しさのあまりいつまでも喋り続けてしまうので「怖い」とまで思いました。

やきそば 参加者限定の映像をみてもらえるのも強みですね。

成田アナ トークが中心なので雰囲気はラジオっぽいですが、この日のために用意した映像が使えるのはとても良かったです。一歩踏み込んだ内容の映像も楽しんでいただけますし。
やきそば 『なりカル!』はこれまでに5回の公開生放送(収録を含む)を行ってきましたが、早く公開イベントも再開できるといいですね。

成田アナ 初めて第1スタジオから公開生放送をしたときは、時間が遅いので(※22時開始)10人も来てくれたらいいんじゃないか、と言われていました。ところがふたをあけてみるとたくさんの方が来てくださって、イスを急遽追加するほどになったのは嬉しかったです。

今はradikoのエリアフリーで聴いてくださる方も多くて、東京や大阪方面から遊びに来てくれた方もいました。イベントを機に『なりカル!』を聴くようになった方もいました。漫画やアニメ、ゲームが好きな人は推しのために遠征をしてくれる方が多いので、とてもありがたいです。


▲公開放送の様子


やきそば ツイートでのコミュニケーションも大切にしていますよね。

成田アナ 『なりカル!』が始まって以来、毎回番組中にツイートすることにしています。基本的にふたりともツイートしていて、旅行中に飲み会があってもその時間の前には切り上げてツイートするようにしています。

リスナー(部員)の皆さんもツイートしているから、一緒にツイートすることで少しでも生の感覚を味わってもらえたら嬉しいです。毎回ツイートするのは大変だと思われそうですが、楽しいから続けています。特にどの部分の反響が良いか、確かめるのは勉強になります。


やきそば 山口県、特に山口放送のある周南市※は2011年から「萌えサミット」が始まって、アニメの街としても盛り上がるようになってきましたよね。 ※周南市は日本を代表するアニメーター・貞本義行氏(『新世紀エヴァンゲリオン』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』キャラクターデザイン等)の出身地でもあります。ちなみに山口県宇部市は庵野秀明監督の出身地です。

成田アナ 今はアニメに関するゲストが登場したり、企業の協力も増えましたね。アニメ関連のグッズを取り扱う店も増えました。これからもっと盛り上がっていくと思います。

◯ラテ兼営局の強み


やきそば では山口放送の魅力を教えてください。

成田アナ 人に恵まれていて、ラテ(ラジオ・テレビ)兼営局であるところです。ラジオもテレビも、働いていて本当に楽しいです。『なりカル!』のディレクターのはなちゃんとは腐れ縁で、実は初めて会ったのは僕が就職試験を受けに来たときでした。局内ではなちゃんにいきなり話しかけられて、緑のパーカーにギャルソンのTシャツにジーンズをはいていていかにも「ディレクター」という雰囲気でした(笑)。

はなちゃんはラジオに携わる前は『熱血テレビ』のディレクターをしていました。のちに『熱血テレビ』や『お昼はZENKAI ラヂオな時間』『なりカル!』を一緒に作るようになるとは思ってもいませんでした。入社して半年後からラジオもテレビも担当することになり、当時ははなちゃんから「ラジオの生ワイドは放送時間が長いから、そこで面白く話す経験を身に付けるとテレビでも活かせる。テレビはラジオのトークを削って、さらに削った珠玉の一言を出す場だから」と言われました。


やきそば ラジオのワイド番組は最初に感覚を掴むまでが大変ですよね。

成田アナ はじめは何を話せばいいのか分からなくて落ち込んでいたこともありました。ラジオの台本にはあらかじめディレクターが想定した質問事項が書かれてあり、その通りに質問をしていったら「キミのインタビューは面白くない」と言われてしまいました。

「書いてあることだけを聞けばいいのではなく、時には脱線しながら話をしていくことで面白い会話が生まれるんだよ」と言われて勉強になりました。想定していないところから面白い話が出てくると考えると、実に奥深いですよね。

その後、経験を積むにつれてラジオで話すのが楽しくなっていきました。やりたいことをやろうと思ってラジオドラマもやりましたし、今『なりカル!』でもやっている「しりとりクエスト」もやりました。反省することもたくさんありましたけど、とても良い経験になりました。そのおかげもあって『熱血テレビ』で街にロケに出ても話せるようになりました。とはいえ、やはり最初は大変でしたけど...。


やきそば テレビはラジオとは別に考えないといけない点がたくさんありますよね。

成田アナ 『熱血テレビ』を担当し始めた頃は新人だったので、出会った人にお話を聞いて名刺を渡す企画をやっていました。出会ったばかりの人から話を引き出すのがどれだけ大変なことなのか、改めて考える機会になりました。そこから回数を重ねていくうちに人に話を伺うことが楽しくなってきました。名刺をお渡しする企画では、最終的に1000人にお話を伺いました。
やきそば 良い経験ですね! ラジオの話に戻すと、成田さんは、KRYラジオのワイド番組で初めてツイッターを活用することも提唱したんですよね?

成田アナ 僕が午後のワイド番組を卒業することになったときに提唱しました。僕の担当は残り4回だったんですけど、上司と相談して担当していた水曜だけツイッターを活用することにしました。今でこそスタジオにある大きなモニターにツイート画面が表示されますが、そのときはディレクターがツイートの内容を紙に書いて渡しにきていました。

やきそば やっていることはアナログですね(笑)。


▲KRYテレビ『熱血テレビ』でのひとコマ。上田奈央アナウンサーと。

◯ラジオが大好きな父の影響

成田さんは福岡県出身。父親はラジオファンで、地元のラジオ番組に参加していたほどだそうです。実家の工場でラジオが流れていたこともあり、ラジオと縁のある家庭で育ちました。
やきそば お父様はどんな楽しみ方をしていましたか?

成田アナ 父はホークスファンなので、野球中継はラジオで楽しんでいました。無音のままテレビの野球中継を表示して、ラジオを流していました。しかもホームシアターみたいに天井からスピーカーを吊して大きなラジオとつなげて、部屋の4つの方向から音が聞こえるようにしてありました(笑)。

やきそば 筋金入りですね。

成田アナ 父は長距離トラックに乗るときもラジオをつけていました。父は番組に参加したこともあって、嬉しくて冗談を言っていたらパーソナリティーに「真面目にやってください(笑)」と諭されたこともありました。
やきそば お父様の好きなパーソナリティーは?

成田アナ KBCの沢田幸二アナウンサーが好きみたいです。僕がラジオの午後ワイドを始めて数ヶ月経った頃、父が番組を聴いていて「沢田さんの話と比べてお前の話は面白くない」と言ってきました。

やきそば ハードルが高い(笑)。

◯関西でのラジオ生活


やきそば 大学は関西の大学に通われていたんですよね。

成田アナ そうです。関西の人はラジオを聴いている人がとても多いことに驚きました。お気に入りのラジオ局がある人も多かったです。

あとはFM802に出会った衝撃も大きかったです。「こんなに楽しく音楽を発信しているラジオ局があるんだ」と思ってFM802が主催しているライブイベントにも行きました。特に印象的だったのが「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY」。ミュージシャンとFM802のラジオDJが楽しそうに話しているのをみて、ますますラジオに対する憧れが濃くなりました。


やきそば 放送局ではアルバイトもしていたんですよね?

成田アナ ABCラジオの編成部でアルバイトをしていました。僕が山口放送の内定が決まったとき、山口県出身の道上洋三さんにご報告をさせていただきまして「頑張れよ」と温かい言葉をかけてくださいました。 やきそば 素敵ですね!

◯午後のワイド番組の雰囲気が大好き


やきそば 尊敬するアナウンサーはいらっしゃいますか? 角が立つといけないから、あえて山口放送以外のアナウンサーでお聞きします(笑)。

成田アナ それこそお世話になったABCラジオのアナウンサーのトーク力は凄いです。ABCラジオでは毎年夏の甲子園のラジオ中継を行っていて、雨で中止になったときに放送する番組をあらかじめ何本か収録しています。音楽番組だったり、自分が好きなものについて語る番組など内容はさまざまです。いわゆる"雨傘番組"なので収録しても放送されないかもしれないんですけど、皆さんがマイクの前で全力でしゃべる姿を尊敬していました。

TBSの安住紳一郎アナウンサーも尊敬しています。『安住紳一郎の日曜天国』での、人柄が滲み出ているオープニングトークが好きです。あとは父も好きなKBCの沢田幸二アナウンサー。地元、福岡を中心にラジオファンに人気です。沢田さんは以前は午前中にテレビの生放送『サワダデース』を45分放送したあと、13時から3時間(当時)の生ワイド『PAO〜N』を放送されていました。エグゼクティブアナウンサーの今でも全力で取り組んでいらっしゃるところを尊敬しています。


やきそば 成田さんも平日は『熱血テレビ』がメインですが、新たに午後のどこかの時間帯でラジオを始めるというのは...?

成田アナ 僕自身はテレビもラジオも両方やりたいんですけど、新たなお声はかかりません(笑)。ラジオで喋っている時間が最高に楽しいから、時間がある時はラジオのスタジオに遊びに行っています。午後のワイド番組の空気感が好きなんです。

◯「アナウンサーに向いていない」と言われ...


やきそば 就職活動をしていた当時、「軌道に乗ってきた」と思ったことはありますか?

成田アナ 面接で面接官との会話がだんだん楽しめるようになったときです。でも、ある放送局を受験したときに、かなり厳しいフィードバックをいただいたことがありました。それは面接が終わって不採用の結果が出たあとにいただいたアドバイスだったんですけど、「あなたはアナウンサーに向いていない」とストレートに告げられました。その反面、本気でアナウンサーになりたいのならココを直したほうが良いと、具体的なアドバイスをいただきました。

やきそば 冷静に考えると優しいですね。

成田アナ 話し方の癖や、訛りの抜けない部分のことまで指摘してくださいました。また、別の放送局では「君の顔は日テレ系の放送局にいそうな顔」と言われたこともあります。結果的に日テレ系列の放送局に入社したから当たってました(笑)。
やきそば 実際に入社してみて、1年目はいかがでしたか?

成田アナ はじめは料理男子、自転車通勤をするスポーツマンといったキャラクターで、実は漫画やアニメ、ゲームが大好きだということは言っていませんでした。ラジオなどで自分の話をしていくうちに引き出しをどんどんあけていったので、猫をかぶってもいられなくなり、自分が好きなことを言うようになりました(笑)。

いざ漫画やアニメの話をすると、実は社内に同じ趣味の人が多いことが分かってきて話しやすくなりました。今では中学の部活の会話を彷彿とさせるほど盛り上がります。実は僕が漫画やアニメが好きだということは、妻にも出会った頃は話していなかったんです。『なりカル!』を始めてからはさすがにバレましたけど(笑)。


やきそば ところで、成田さんはどのようにして漫画を楽しんでいますか?

成田アナ 昔は週刊誌を買っていたんですが、今は漫画アプリを30種類ほどいれています。さらに漫画家さんがツイッターなどのSNSで公開している作品も読んでいます。新しい作品が次々に登場するので追うのが大変です。逆に昔から読んでいる名作を読み逃しそうになることもあります(笑)。

◯サブカルパーソナリティー仲間募集


やきそば 『なりカル!』では成田さんのように漫画やアニメ、ゲームにどハマりしているパーソナリティーに話を伺う「なりカル!合同合宿!」のコーナーを不定期で行っていますよね。

成田アナ 今までに秋田で活躍している相場詩織さん、新潟の山田彩乃さん、埼玉の斉藤百香さん、鹿児島のMBC南日本放送の山口真奈アナウンサー、弊社の元アナウンサーで現在は東京で活躍している八木美佐子さんに出演していただきました。

もともと、サブカルが大好きだけど、サブカルを紹介するラジオ番組をもっていない方にサブカル愛を思いっきり語ってもらうコーナーとして始まりました。ほかにもサブカルが好きな方はたくさんいらっしゃると思うので、ぜひ『なりカル!』に出演していただけたらと思っています。いつか「超会議」的なことをやりたいです。


▲『熱血テレビ』ロケ先でのひとコマ


▲キャンプも好きでキャンプをテーマにした2時間番組を放送したことも。

◯成田アナおすすめの作品

最後におすすめの作品を紹介していただきました。

●『ヤンキー君と科学ごはん』(岡叶:集英社 となりのヤングジャンプ)

化学教師の蘭は担任を務めるクラスの問題児・千秋の留年回避のためマンツーマンで補習をすることになる。

科学に興味ゼロの千秋に補習を受けさせるため、蘭が提案したのは"料理"で...?

成田アナ 「湯煎で作るオムライス」とか「冷たい油から作るからあげ」といった料理を、科学的な知識を用いて実際に料理をしながらヤンキー君に解説します。読むと料理をしたくなる作品です。

●『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』(地主:スクウェア・エニックス ビッグガンガン)

今夜もあなたとこの場所で。社畜街道をひた走る、くたびれ中年男性の佐々木(ささき)。彼のひそやかな癒しといえば、日ごろから愛煙する煙草と、行きつけのスーパーで働く女性店員 山田(やまだ)さんのにこやかな接客くらい。仕事に疲れたある夜、癒しを求めてスーパーに向かうが、目当ての山田さんはおらず、今どき煙草を吸える場所もなし...。意気消沈した佐々木に「ここなら吸える」と声をかけてきたのは、すこし奇抜な服装をした田山(たやま)という女性だった―。

成田アナ 今でこそいろいろなメディアで紹介されていますが、『なりカル!』は相当早くから紹介していたことは胸を張って言えます(笑)。中年男性の佐々木と田山が今後どうなっていくのか気になります。


◯各地のワンテーマ番組

ここからは「好きなもの」についてワンテーマで語っている番組のなかから、比較的新しい番組を紹介します。

岩手のIBCラジオでは『ラジオで、キミと大好きなアニメやまんがについて語ってみた。』(土曜 19時〜19時30分)を放送中。川島有貴アナウンサーがオープニングからロケットスタートで語り上げます。タイトル通り、好きなものの話がギュウギュウに詰まった30分。時にはアニメが大好きなIBCの裏方(社員)も登場。

LuckyFM 茨城放送では『麻雀普及委員会 Root for M.League』(土曜 21時〜21時30分)を放送。出演は安藤銀一、日吉辰哉、襟川麻衣子。安藤プロとMリーグの実況で名高い日吉プロがタッグを組んでお届け。話が尽きません。

TBSラジオ『工具大好き』(土曜 16時30分〜17時)は工具やDIYにこだわりをもつゲストを招く番組。メインパーソナリティーは上質工具専門店「ファクトリーギア」代表でハンドツールジャーナリストの髙野倉匡人。アシスタントは川瀬良子。ユニークな企画の番組なだけにゲストもユニーク。工具解説では髙野倉さんの話がますます白熱します。

TOKYO FM『まんが王国 presents 世界はまんがで出来ている!』(土曜 19時〜19時30分)は狩野英孝と倉持由香による漫画トーク番組。おふたりの解説がとても丁寧です。話題の作品の作者も登場します。あなたの「心の本棚」に入っている名言や心に響いたセリフを募る「名言本棚」、課題漫画の1巻を読んだ感想を140文字前後で送ってもらう「1巻感想文」のコーナーも。

レディオキューブFM三重の『eスポ フライデーナイトフィーバー』(金曜 21時〜21時30分)は清田のぞみ、三重県eスポーツ連合のゲーマーの延谷卓哉、格闘ゲーム界(特に『ストリートファイター』)に名を轟かせる「るくぷる」が楽しく賑やかにeスポーツの話題をお届け。和気藹々とした雰囲気で、実際にワイワイ言いながらゲームにも挑戦。収録の様子は「裏eフラ」としてYouTubeチャンネルにもアップされています。

またここ数年、キャンプにまつわる番組が増えています。北海道のAIR-G'( FM北海道)ではプロキャンパーの星昌宏が中村夏音とキャンプにまつわる話をお届けする『Sound CAMPING』(日曜 9時〜9時25分)を放送。星さんは北海道オートキャンプ協会の理事で、北海道唯一のプロキャンパーとして活動中。年間80泊以上をアウトドアフィールドで過ごすそうです。番組ではキャンプをする人が知っておきたい話題のインタビューも行っており、ロケならではの濃い話も飛び出します。

FM愛媛では『ひめキャン★~愛媛の女子キャンプ~』(土曜 7時30分〜7時55分)を放送。おーちゃんが女性の目線からキャンプトーク、キャンプ情報を届けます。インタビューではひとつのことについてじっくりと迫ります。

福岡・佐賀のKBCラジオではキャンプが大好きで「毎朝テントから通勤したい!」と本気で思っている斉藤ふみが自由気ままにキャンプを楽しむ『Fumi Camp』(木曜 24時30分〜25時)を放送。キャンプ未経験のディレクターとワイワイ言いながら楽しみます。

<了>

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