【ラジオレコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO】全方位型で何事にもチャレンジ!〜OBS大分放送『モーニング・エナジー』村津孝仁アナウンサー他

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ラジオ レコメンダー" やきそばかおる "の I love RADIO 第48回

平日(月曜〜木曜)の朝、OBS大分放送、村津孝仁アナウンサーのツイッターのアカウントに、空に向かって颯爽と立つ村津さんの写真がアップされます。

見ていると元気が出てくる写真です。こちらは村津さんが担当している『モーニング・エナジー』(月曜〜金曜 6時55分〜10時 ※村津さんは月曜から木曜を担当)が始まる(始まった)合図でもあります。

村津さんは2020年度のナイターオフの期間に放送された『9ヂカラちゃんとしナイト☆』の木曜パーソナリティーを担当しました。一緒にパーソナリティーを務めたのは現役の大学生。校長と生徒の放課後の会話さながらにトークを展開しつつ、そのコミカルなキャラクターがウケて、SNSでも話題になりました。

ニュース、ワイド番組、クラシック音楽番組、トークバラエティーなど、真面目な番組からバラエティー番組まで多面性をもつ村津さんの人となりに迫りました。


◯「なんでも美味しい食堂の親父」になりたくて

やきそば 村津さんの多面性は面白いですね。それが以前から気になっていて、是非お話を伺いたいと思っていました。

村津アナ 地方局のアナウンサーということもあり、なんでもできることが求められます。ニュースキャスターもスポーツ実況もラジオのワイド番組もできる人が重宝されますし、僕も「苦手な分野がある」と思われたくありません。いわば、「なんでも美味しい食堂の親父」になりたいんです。

昔はひとつの分野に長けた職人気質の人が多くて、得意なものをひとつ持っておくように言われていました。一方、僕は自分で言うのも変ですが"器用貧乏"でした。どんな仕事をしても一定の評価はしてもらえましたが、言い換えれば全てが中途半端だったから、ある先輩から「器用貧乏はアナウンサーとしては生き残れない。このままだと5年で潰れる」って言われました。

その言葉に反発心が湧いて「なんでもできるようになってやる」と思いまして、今でもその時の延長線上にいます。


やきそば なかなかキツい一言ですね。

村津アナ 今思えば激励のつもりで仰ってくれたんだと思うんですけど、当時は僕も若かったので「この人よりなんでも上手くなってやる!」という思いが込み上げました。
やきそば 今は通常の業務のほかに、SNSで写真や動画も発信して、人を楽しませるにはどうしたらいいか、ずっと考え続けないといけない世の中になっていますよね。

村津アナ もちろんアナウンサーとして正しい日本語を使うことや、話し方に気を付けるのはもちろんですが「アナウンサーだからこれはやらない」という考えは良くないのではないかと思っています。

ローカルの放送局だからこそ、なんでも挑戦できる楽しさもありますし、地元の皆さんに向けて面白い話題を提供していけたらと思っています。


OBS大分放送では、YouTubeの公式チャンネルやTikTok、ツイッターをはじめとするSNSでも発信をしています。2021年2月には大分市議会議員選挙の開票速報をYouTubeで生配信しました。
やきそば YouTubeでのライブ配信はまさに第3のメディアだと思います。テレビやラジオ以外で放送局ができることはたくさんありますよね。

村津アナ 開票速報を配信した時は、お茶の間との距離感の近さを感じました。私たちも可能性を感じていて、常に何かできないか探しています!
さらに2021年10月には、OBSラジオの公式アカウント+アナウンサー個人のアカウントのフォロワー数を1万人にすることを目標とした新番組『10000 Buzz Machine』(金曜 21時〜21時30分)がスタートしました。番組では村津さんと同局のアナウンサーが出演。さまざまな話を通して「バズるにはどうすれば良いか」を考えていきます。 お笑いトリオ、森三中のメンバーで大のラジオファンの黒沢かずこさんが『10000 Buzz Machine』のことを知り、「中年がひとりで頑張っているけど誰もついてきていない」と面白おかしく紹介したこともありました。
村津アナ 黒沢さんにそう言っていただいたのは逆に嬉しかったですね(笑)。ただ、この番組をきっかけにして、ラジオにあまり出演する機会がないアナウンサーにも出てもらおうと思っています。テレビでは真面目そうにニュースを読んでるけど、意外と天然ボケな部分がある、といったギャップを引き出したいです。夜9時の時間帯は、特にラジオが好きな方が聴いてくださっているので楽しんでいただけたら嬉しいです。
やきそば 今は、繋がりたい人とすぐに繋がれるかどうか、思い立ったことをその場ですぐにできるかどうか、ということが面白さを左右しますよね。

村津アナ 僕も『10000 Buzz Machine』では思いついたことをすぐに試すように心掛けています。
やきそば 今は写真も動画も消せて、すぐにやり直せるのが良いですよね。若い人はトライアル&エラーの感覚を持っています。特に20代の人は、生まれた頃から撮影されることに慣れているので、自分がどのように写るのがいいかも分かっていますよね。

村津アナ 分かってるから羨ましいです。なぜそんなにいつでも撮影ボタンを押せるんでしょうね。僕だったら、一度気持ちを整えてからでないと撮れませんが、今の若い子はすぐに撮ります(笑)。

音声でいうと、僕はラジオの取材でデンスケ(取材用可搬型テープレコーダー)を使った最後の世代だと思うんです。オープンリールのテープに録音して編集していた時代です。あの頃の時間のかかり方に比べたら、今のデスクトップ編集は神のような存在ですね(笑)。



◯制作志望からアナウンサーとして入社

そんな後輩思いの村津さん。実は音楽一家に生まれ育ち、3歳の頃からヴァイオリンを習っていました。クラシックが大好きで現在も『だいぎんサタデイコンサート』(土曜 9時15分〜9時30分)、『村津孝仁のオルケスタラジオ』(木曜 21時〜21時30分)を担当しています。
やきそば まさか"音楽一家"だとは初耳です。

村津アナ 父と母は音楽の学校を出ています。祖母はオペラ歌手を目指していました。そういういきさつもありまして、3歳の時にヴァイオリンを始めて、ずっとクラシックを聴いていました。中学生の頃まではピアノも習っていました。才能がなかったので、好きなもののひとつに収まっていますが、音楽が好きなことがラジオに生かせるので嬉しいです。
やきそば さらに34歳からチェロを習い始めたそうですね。

村津アナ アンサンブルのグループにも入りまして、今はコロナ禍でお休みしていますが被災地でコンサートも行っています。小学校の頃からチェロの低い音が好きで、ヴァイオリンをやっていたこともあって両親には言えなかったんですけど、大人になって楽器を買うお金もできて、今がチャンスだと思って習い始めました。
やきそば ご両親からは「音楽関係に進んでほしい」と言われませんでしたか?

村津アナ 言われませんでした。僕に才能がないことを早くから分かっていたのかもしれません。あと、プロの苦労を知っていたからだと思います。父はトランペット奏者としてプロを目指していましたが、夢が叶わず家業を継ぎました。
やきそば 村津さんは良い声の持ち主でもありますが、血筋と関係がありますか?

村津アナ 確かに「声がデカい」とは言われていて、血筋に感謝するところがありますね(笑)。祖母は声楽家を目指していましたし、祖父もコーラスグループを主宰していました。家族みんなが腹から声を出す人ばっかりだったからボソボソと言ってたら負けるんです(笑)。僕はいわば"素人"のままアナウンサーになりましたけど、「声が小さい」と指導されたことはありません。
話を伺っていくうちに、村津さんはアナウンサー志望ではなかったことが分かりました。

村津アナ 僕はもともと制作部を志望していて、偶然にアナウンサーになったんです。各地の放送局を受けましたけど、受験したいくつもの放送局の人に「君はアナウンサーの方がいいと思う」と言われたのと、OBS大分放送ではアナウンサー以外の一般職の採用がなかった年で「アナウンサー試験を受けてみませんか?」と言われて受けてみたら受かっちゃったんです。

てっきり、アナウンス研究会とかに入っていないと受からないものだと思っていたから驚きました。


やきそば カメラテストとかもあったんじゃないですか?

村津アナ もちろんありました。「こんなことをするの?」と戸惑いながら受けましたし、鼻濁音の出し方すら分からないから、とにかく大きな声で話していたら拾ってくれました(笑)。なぜこんな私を採用してくれたのかは分かりませんが、後日「お前は顔で採用したわけじゃない」とは言われました(笑)。だからアナウンサー生活がこんなに長く続くと思いませんでした。

人生は何が起こるか分からないから面白いですね。


◯アナウンサーの仕事は面白い!

やきそば 村津さんはさまざまなジャンルの仕事をされてきましたが、アナウンサーになられていかがでしたか?

村津アナ 僕はかかわったものを好きになるタイプなので、アナウンサーになってからも好きなものがどんどん増えていっています。その点では合っていると思います。

野球部に所属していたわけではないけど、高校野球の取材をしているうちに高校野球が好きになったり、一昨年に豪雨災害に見舞われた温泉地に足を運んで、ラジオのドキュメンタリーを作った時には、何度も被災地に通い続けることでその地域の人々が好きになりました。プライベートでも泊まりに行ったり、地域のお祭りにも呼んでくれるようになりました。マスコミが取材するとなると嫌がられてしまうことがありますが、すごく優しくしてくださっています。


被災地の皆さんとは親密なおつきあいをしていて、農家マルシェのお誘いを受けたり、村津さんが所属している音楽の団体にコンサート出演の依頼をしてくれたりしているそうです。

村津アナ いろいろと声をかけていただくうちに「自分は間違ってなかったんだ」と思いました。自分が相手のことが好きであることはきちんと伝わります。だからアナウンサーを目指す人には「良い仕事だよ」と伝えたいです。

好きな人やものに関することを自ら伝えられるのはアナウンサーの醍醐味のひとつです。人は、好きなことを語っている人を見ると嬉しくなりますよね。だから、後輩アナウンサーやパーソナリティーも、好きなことに対する熱量をいっぱい持っていてほしいです。


◯対話の円が大きくなればラジオはもっと面白くなる!

OBSラジオの人気番組のひとつに『夜のイチスタ☆』(土曜 21時30分〜22時)があります。『モーニング・エナジー』のいわば前身番組『イチスタ☆』で週に一度、村津さんとコンビを組んでいた池田麻衣子さん(通称"まいまい")が送る、"ちょっと大人なピンクトーク"が楽しめる番組です。 2年前に始まって以来「面白い」という噂が広がり、ラジコを通じて全国から聴かれるようになりました。


やきそば 『夜のイチスタ☆』は始まった頃から聴いていて本当に面白いです。村津さんは、池田さんの面白さに早い段階で気付いたひとりですよね。

村津アナ 池田さんは普段からすごく真面目です。ただ、もともとテレビの情報番組に出演していたんですけど、不思議なことに普通の話をしていても、どことなく夜の雰囲気が漂ってたんです(笑)。
やきそば 言い方を柔らかくすると「エロかった」わけですね。

村津アナ そうなんです(笑)。しかも、フリートークではそうでもないのに、原稿を読むと普通の言葉であっても夜の雰囲気が漂ってくるところが面白いと思いました。
やきそば 池田さんは「何が面白いか」をきちんと分かっていて、初めて『夜のイチスタ☆』を聴いた時は「すごい番組が始まった」と思いました。

村津アナ 弊社は少し堅いところがありますが、池田さんはそこにやってきた"黒船"といった存在です(笑)。大分を代表する喋り手のひとりになってほしいです。

優しい性格なので「絶対にラジオに向いてる!」と思っていたら、まさにその通りでした。ワイド番組でもリスナーさんから「今日は元気が出ません」というメッセージがきた時には「どのように声をかけたらいいか」と真剣に考えています。

それに僕は『イチスタ☆』時代に、番組で紹介できなかったリスナーのラジオネームをエンディングでひとりでも多く読んでいまして、そのスタイルを池田さんは継いでいます。実は手間がかかることなんですけど、池田さんは音楽がかかっている間もラジオネームを読み上げるための作業をしています。


やきそば こういう話を聞くと、改めてラジオは"個と個のメディア"だと思いますね。

村津アナ SNSで即座に参加できるようになり、自分が話したことに対するレスポンスが即座に届くようになってから、ますますそう思うようになりました。パーソナリティーとリスナーの一対一の対話を線で繋いでいき、それが円になればいいなと思いながら喋っています。

身内の会話になるとほかの人はついてこないのでは...と思われがちですが、身内の円が大きくなれば身内ではなくなります。ひとりのリスナーの悩みをその場で済ませたら内輪の話になりますが、聴いている人に呼びかけることで身内の話ではなくなります。一対一の関係が放射状に広がれば、ラジオはもっと面白くなります!

後半は、アナウンサーが好きなものをテーマにした番組を紹介します。

【音楽】

宮城のDate fm(エフエム仙台)では浅野彰信アナウンサーがクラシックを紹介する番組『サンデークラシックス』(日曜7時〜7時30分)、『仙台フィル Wave Symphony act VI』(第1日曜 19時〜19時55分)を放送。演奏はもちろん、浅野アナウンサーの穏やかな話し方と素敵な声にも注目。

ABCラジオでは『堀江政生のザ・シンフォニーホール・アワー』(日曜 7時5分〜7時35分)を放送。クラシック通の堀江アナウンサーは中学生の頃にクラシック音楽のファンになり、小遣いを貯めてはホールに通い、これまでに数多くの名演に触れてきたそうです。番組ではさまざまなアングルからクラシック音楽を分かりやすく紹介します。聴くとほかの曲のことも知りたくなるほどの充実ぶり。

また、ABCラジオでは秋の改編で古川昌希アナウンサーの『古川音座衛門』(土曜 17時〜17時55分)と、音楽と映画が大好きな小縣裕介アナウンサーの話が楽しめる『小縣裕介のナイスじゃナイト!』(土曜 18時〜21時)も始まりました。

MBSラジオ『福島のぶひろの、金曜でいいんじゃない?』(金曜 15時〜17時43分)では17時すぎに「歌詞三昧」のコーナーがあります。歌謡曲が大好きな福島アナウンサーの真骨頂。「そうくるか!」と唸らせる解釈の数々です。忙しい夕方に手を休めてでも耳を傾けたい企画。

ラジオ大阪OBCでは「大人の部屋にはこんなアルバムが1枚あっても良いんじゃないか」をコンセプトにした音楽番組『藤川貴央のDMZ』(木曜 22時〜23時)を放送中。「DMZ」は「ディープ・ミュージック・ゾーン」の略です。番組冒頭の挨拶や曲の紹介の雰囲気など、ステージで繰り広げられる「ショー」の形になっています。準備にはかなりの時間をかけており、レコード室にディレクターと入り浸って聴いて選曲しているとのこと。人に教えたくなるくらいマニアックな内容です。

徳島の四国放送ラジオ『喫茶 ハルコ』(水曜 23時〜23時40分)は学生時代に喫茶店で働いていたこともある豊成春子アナウンサーの番組。穏やかな性格の豊成アナが、話題の曲を愛情たっぷりに紹介したり、レコードをかけたりと、ほっこりした気持ちになります。聴いている人に語りかけてくる雰囲気や、気持ちが高まってくると、地元の徳島の方言が出てくるところもポイント。

異色なのが南海放送ラジオ『ヒコヒコジョッキー 「ラジオマンの憂鬱」』(日曜 10時〜12時)。同局の元アナウンサーで代表取締役会長、田中和彦さんの番組。田中さんはかつて『POPSヒコヒコタイム』を20年にわたって放送していました。田中さんは『ヒコヒコジョッキー 「ラジオマンの憂鬱」』について"49歳以下はお断り"と謳っています。テレビ番組は主に13〜49歳向けに作られているところもあるため、「それなら50歳以上に向けた番組を作ってやろう」という思いもあってスタート。もちろん、49歳以下のリスナーのファンも多いです。

メジャーもインディーズも熱烈に応援しているのがKBCラジオ『ドォーモ×ラジオ』(金曜 24時〜25時)。注目は長岡大雅アナウンサーによるインタビュー。ゲストとの接し方と質問の仕方が絶妙。ファンはもちろん、初めて知った人も満足するようなゲストトークです。長岡アナは事前準備に余念がなく、これまでに大量の資料を作ってきました。アーティストからの信頼も厚く、「『ドォーモ×ラジオ』に出たい」と言う人も多いです。

同じくKBCラジオでは音楽が大好きな沢田幸二アナウンサーとコガ☆アキさんの番組『DJサワダデス』(日曜 20時〜20時30分)を放送中。毎回のテーマがひと癖あるものばかりで、沢田アナとコガ☆アキさんの「なにがなんでも爪痕を残せる選曲にしたい」という思いがヒシヒシと伝わってきます。

【アニメ・漫画】

北海道のSTVラジオでは『藤井孝太郎のログイン!よる☆PA』(土曜 23時30分〜24時)を放送。「何をやっても残念な結果が待ち受けている悲しい運命の男」と言われている藤井孝太郎アナウンサー。大好きな漫画やアニメ、ゲームの話、さらにはリスナーから届いたネタやメッセージで盛り上がります。ちょうど良い感じでリスナーに弄ばれている藤井アナ。トホホな日々が続きます。

岩手のIBCラジオ『ラジオで、キミと大好きなアニメやまんがについて語ってみた。』(土曜 19時〜19時30分)はデジモンアドベンチャー、夏目友人帳、るろうに剣心シリーズをはじめ、アニメや漫画が大好きな川島有貴アナウンサーの番組。肩をブルンブルンまわす勢いで、注目の作品を思いっきり語ります。

石川のMROラジオ『あにまにあ』(日曜23時〜23時30分)はアニメが大好きな西尾知亜紀アナウンサーの番組。全国各地のラジオ局11局で放送中。リスナーからのリクエストも受け付けています。産休でしばらくお休みしていましたが、2021年夏より復帰。西尾アナは邦楽ロックも大好きで、2021年秋に『にしおん!〜西尾音楽室〜』(金曜21時〜21時15分)もスタート。まさに「これからきそう!」なミュージシャンを積極的に取り上げています。

ニッポン放送『ミューコミVR』(日曜 23時30分〜24時30分)はコミック、音楽、アイドル、カルチャー、エンタメなど、面白いことに貪欲で、新しい要素をいち早く取り入れてはリスナーと一緒に楽しむ吉田尚記アナウンサーの『ミューコミ』シリーズの第3弾。ラジオと同時にYouTubeチャンネル「一翔剣(いっしょう・けん)ちゃんねる」にてVirtual世界でも配信しています。

話す量が多い番組のひとつが山口のKRYラジオ『なりカル!』(土曜 22時〜23時)。

甘いマスクの成田弘毅アナウンサーが、ディレクターの花ちゃんを相手にひたすら話します。話すことに没頭している様子がポイント。以前、公開生放送を行った際には夜10時からの放送にもかかわらず、県外からも大勢のリスナーが遊びにきました。

FM FUKUOKA『あにぺろ』(火曜 21時〜21時55分)は「アニメ」「漫画」「声優」「アニソン」を愛智望美アナウンサーが"ぺろっ"と紹介する番組。

愛智アナは初めて挑戦した4コマ漫画で「第6回北九州国際漫画大賞」(2021年)の萩岩睦美特別賞を受賞しました。幼い頃から絵を描くことが苦手だったそうですが、"謎のカバ"の絵を描いたところから始まり、リスナーからのアドバイスも参考にしつつ描きあげました。まさかの受賞に本人はビックリ! 今は局内で「先生!」と呼ばれているとか。

沖縄のRBCiラジオ『2次元SWAMP』(土曜 21時30分〜22時)は同局のホープのひとり、どのアングルから見ても格好良いことでもおなじみ、嘉大雅アナウンサーがポップなトークでアニメを語ります。リスナーのノリが良いのも特徴。そのあと22時から放送される『ラジオBar 南国の夜』(土曜 22時〜23時)とセットで聴くのも良し。

ROKラジオ沖縄『アニメ魂のラジオ アニ魂』(土曜 21時〜22時)のパーソナリティーは小橋川響アナウンサーとキャシー。漫画、アニメ、ゲームの話でアラフォーが燃え昂る60分。ふたりともしゃべる、しゃべる!

エフエム沖縄『オキアニ!』(月曜 21時〜21時55分)は漫画、アニメ、アニソン、宝塚歌劇、コスプレが大好きな又吉里香アナウンサーが自由に楽しくアニソンをオンエア! リクエストを受け付けています。収録放送であるかわりに、放送中に「#オキアニ」をつけたツイートには公式アカウントからのリアクションあり!

【スポーツ・トレーニング】

AIR-G'(FM北海道)『LEVANGA STATION』(土曜 7時30分〜8時)は、地元プロバスケットボールチームのレバンガ北海道を全力で応援する番組。『IMAREAL』(金曜 18時〜22時)でもおなじみ、いつでもどこでもアツい男、森本優アナウンサーが自ら企画して立ち上げました。

山梨のFM FUJIでは筋トレに励む森川真帆アナウンサーの番組『BODY MAKE CLUB』(土曜 17時〜17時30分)を放送中。筋トレや食事などさまざまな角度から、ボディメイクに関する情報を届けています。バッキバキにトレーニングしている森川アナ。聴いていると「自分もトレーニングをしなくては」という思いに駆られます。エンディングはプロテインをシェイクしながらお別れ。

【アイドル】

KBS京都ラジオ『だって好きなんだもん!』(金曜 21時30分〜21時55分)は同局のベテラン、森谷威夫アナウンサーが大好きなアイドルを心の底から応援します。ライブについて話したり、曲の魅力を話したりしているうちにあっという間に終わってしまいます。

朝日放送の澤田有也佳アナウンサーの"ワールド全開"なのが『澤田有也佳のこっそりラジオ』(ABCラジオ 土曜 26時30分〜27時)。お便りを紹介するほか、アイドルが大好きで、その魅力に対してたーーっぷりと語る「今夜のアイポス」のコーナーに注目。テレビ出演も忙しい澤田アナが、リラックスして話す様子が微笑ましいです。

また、澤田アナは2021年秋に始まった『ミルクボーイの火曜日やないか!』(火曜 12時〜15時)も担当しています。ミス東大に選ばれたこともある澤田アナとミルクボーイが競うクイズコーナー「M-1王者 VS ミス東大!クイズグランプリ!」もあります。

【本】

広島のRCCラジオ『たむランド〜夜の図書室~』(土曜 21時45分〜22時)は"元気のカタマリ"と言ってもいいような明るい雰囲気の田村友里アナウンサー(通称"ガッツ")が、大人の雰囲気が漂う小説をムーディーに紹介。作品は数回にわたって紹介されますが、毎回15分間、ギュッと凝縮された内容になっています。

【天体】

青森のRABラジオ『みなみをミテ☆』(水曜 21時〜21時30分)は青森県弘前市出身、弘前大学 理工学部 地球環境学科卒業、猪股南アナウンサーの番組。天体観測が大好きな猪股アナが星の話を中心に展開します。素敵な音楽とともに、ゆったりと温かいものを飲みながら楽しみたい番組です。

【人体】

四国放送ラジオ『大坪奈津子の脳内アドベンチャー』(火曜 23時〜23時40分)は"体内年齢18歳"、脳内に興味があるという大坪アナウンサーの番組。「脳内サプリ」では脳に関する「なるほど!」という話を展開します。「自分の場合は...」とあてはめて考えたくなる話が満載。

【鉄道・旅行】

石川のMROラジオ『有限会社 タニカワ旅行社』(月曜 21時〜21時30分)は、鉄道が大好きで時刻表検定2級と鉄道テーマ検定2級を所持するほどの谷川恵一アナウンサーが、水を得た魚のごとく喋ります。他局の鉄道好きなアナウンサーが登場することもあるほか、この番組ならではのゲストも多く、30分では物足りないほど。鉄道ファンの著名人のなかには「この番組だからこそ出たい」という人もいます。

ABCラジオでは『柴田博のほたるまち旅行社』(日曜 8時25分〜8時40分)を放送。架空の旅行会社を舞台にしており、旅行やその土地柄にまつわる情報・話題を届けます。柴田アナウンサーの感情のこもった話し方にも注目。兵庫県洲本市出身の旅行ジャーナリストで、元JTB社員の山本純二さんも出演。

福岡のRKBラジオでは、大の鉄道ファンの茅野正昌アナウンサーの番組『旅ラジ出発進行!』(土曜 5時30分〜5時45分)を放送。1~3号車でコーナーが分けられていて、1号車「今週の旅情報」では鉄道に関するニュース、イベントなどを紹介。2号車「鉄道唱歌はいかがでショーカ!?」は鉄道唱歌の一部を放送し、3号車「こんなに鉄っちゃん」ではリスナーから届いた投稿を紹介。番組はのんびりとした雰囲気で、早朝から旅に出たくなる気分にさせてくれます。

【オールラウンド型】

CBCラジオでは山内彩加アナウンサーの『ツレよる「#アヤスクリプション」』(火曜 21時〜21時30分)が昨年10月に始まりました。ラジオと漫画、アニメ、映画、ドラマなどに非常に詳しいことを活かした30分。実家は漫画喫茶かと思うほどたくさんの漫画があるそうです。

ラジオも大好きで、同局の番組『チュウモリ「#むかいの喋り方」』(※出演:パンサー 向井慧、火曜 22時〜24時30分)でもちょくちょく話題に。ものすごく古い自転車に乗っているところを向井さんに目撃されてしまい、「あそこまでボロいチャリに乗っているアナウンサーは東京にはいませんよ(笑)」と言われる始末です。

広島のRCCラジオ『ザ☆横山雄二ショー』(土曜 22時〜22時55分)はアナウンサー、小説家、映画監督、脚本家など、さまざまな肩書きをもつ横山雄二アナウンサーがゲストを迎えます。横山アナは相手のスイートスポットを見つけるのが上手く、先方を楽しませつつ、しっかりと話を引き出します。まさに横山マジック。

いろいろな人から愛される横山アナ。20代の頃から培った広大な人脈もあり、あっと驚く豪華なゲストが登場することも。これからくるような期待の新人や、地元で活躍している人も出演します。

大人の素敵な会話が楽しめるのが徳島の四国放送ラジオ『ナオミの夢ラジオ』(金曜23時30分〜24時)。朝の人気ワイド番組『ラジオ大福』(月曜〜金曜 8時30分〜11時30分)火曜の人気コンビ(保岡栄二アナウンサー&皆谷尚美さん)のスピンオフのような番組としてスタート。博学なふたりの洒落た会話が楽しめます。

福岡のKBCラジオ『アサデス。ラジオ(アーリー)』(月曜〜金曜 5時15分〜5時55分)のお相手は宮本啓丞アナウンサー(月・水・金曜)、徳永玲子さん(火・木曜)。徳永さんのトピックスもためになりますが、宮本アナが紹介する話題にも注目。散歩が好きで、鉄道、団地をはじめ、好きなものの範囲が非常に広いこともあり、マニアックな話が多いです。そんな話が大好きなリスナーが集まっていて、一層面白くなっています。福岡の街に関するネタも多いため、福岡にゆかりのある方にもおすすめ。

宮崎のMRTラジオ『お父様の夕焼け倶楽部』(木曜 18時15分〜18時45分)は人気ベテランアナウンサー、川野武文さんと若手の藤島由芽アナウンサーの、まさに"歳の差コンビ"。最近のニュースからお酒の話まで、お互いに知っている"とっておきの知識"を共有している雰囲気が微笑ましいです。

<了>

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