HOME メディア 【 ラジオレコメンダー“ やきそばかおる ”の I love RADIO】~雑誌でもラジオ特集!ますます注目を集める各地のラジオ~CBCラジオ『チュウモリ「#むかいの喋り方」』他
2020.4.6

【 ラジオレコメンダー“ やきそばかおる ”の I love RADIO】~雑誌でもラジオ特集!ますます注目を集める各地のラジオ~CBCラジオ『チュウモリ「#むかいの喋り方」』他

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ラジオ レコメンダー“ やきそばかおる ”の I love RADIO  第28回

やきそばかおる

ライター・構成作家、そして大のラジオファン。1975年山口県生まれ。
radiko.jp」をはじめ、雑誌やWebなどでラジオに関するインタビューやコラムを執筆中。
MBSラジオのナイターオフの番組『次は~新福島!第2章=芽生え=』木曜のコーナー「やきそばかおるの全国ラジオキコウ!」に出演中。


「沖縄では観光客がレンタカーでラジオを聴いて、ラジオの面白さを知ってradikoプレミアム会員になったっていう人が結構多いんですよ〜。メールも送ってくれます。」

2020年3月25日に『別冊TV Bros. 全国ラジオ特集 powered by radiko』(東京ニュース通信社)が発売されました。いつもお世話になっている『TV Bros.』のラジオチームとradikoがタッグを組んで作った一冊です。私も北海道から沖縄まで15組のパーソナリティーにインタビューをさせていただきました。温かい出会いの数々に心より感謝しております。

ちなみに「沖縄を訪れた人がレンタカーでラジオの面白さを知る」という話は沖縄で聞いた話で、同様の話を他のラジオ関係者からも聞きました。沖縄はラジオを聴いている人の割合が高い地域。ラジオが沖縄の人々と深く結びついていることが分かった取材でもありました。さらに4月27日(月)には『人気ラジオ番組完全ガイド』(晋遊舎)が発売されます。こちらは芸人さんの番組を中心にした本で、ただ今制作中です。

 

 

振り返ればradikoのエリアフリー機能がスタートしたのが2014年。2016年にタイムフリー機能が加わって以来、雑誌でラジオ番組が特集されることが増えました。

私は…というと、2013年にwebの企画で「ハガキ職人座談会」を開いたところ大きな反響をいただき、2014年には『BRUTUS』(マガジンハウス)の特集「なにしろラジオ好きなもので②」の取材・執筆を担当。2015年には雑誌『ケトル』VOL .28(太田出版)の特集「いつでもどこでも ラジオが大好き!」を担当。それからは年に2〜3冊ペースで大きな特集が組まれ、全体の構成、インタビュー取材、番組解説の執筆などを担当させていただくようになりました。

それまでは「ラジオの特集をしたい」といっても、「ラジオって聴いてる人いるの?」と言われる始末。全くといっていいほど相手にされず、悔しい思いをする日々でした。あの頃から考えると今は夢のようです。

 

そこで今回は私が関わらせていただいたラジオ特集のなかから、2014年発売の『BRUTUS』と2015年発売の『ケトル』の制作をしていた時に聴いた、印象に残っている番組や、制作時の出来事を話します。

 

まずは『BRUTUS』からいきましょう。この頃に放送されて印象に残っている番組のひとつが…『サザエさんのオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送 2013年10月11日放送)。アニメ『サザエさん』の節目を記念した特別番組でした。今でこそキャラクターの番組が多数放送されていますが、アニメの主人公が番組パーソナリティーを務めたのはこれが同局初だそうです。

スタジオのパーソナリティーはサザエさんのみ。波平、カツオら、ほかの家族は家でラジオを聴いている、という設定でした。サザエさんのテーマ曲をオンエアする時はサザエさん自ら曲の紹介をしたり、ファンからの質問コーナーでは「英語はしゃべれますか?」「いつも同じヘアスタイルですが、別のヘアスタイルにしたことはありますか?」といった質問にも答えました。

おまけにマスオさんとのなれそめをラジオドラマにしたり(ここがラジオっぽいですね)、磯野家の茶の間から電話がかかってきたり(しかもスタジオには黒電話が置いてあるという設定で「リリリリン…」という音が鳴り響く)と嬉しい演出もありました。テレビの中の存在のサザエさんが、リスナーのラジオネームを読んだり、リスナーからの質問に答える…という、なんとも不思議な気持ちになったのを覚えています。

 

また、異色の対談を行った番組もありました。

『大竹しのぶのオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送 2011年8月25日放送)には明石家さんまさんが出演。大竹さんの少し眠そうな雰囲気が良い味を出していた番組。さんまさんが大竹さんのメールの読み方にダメ出しをしたり、離婚する前のエピソードを話したりと、食卓で繰り広げられる会話を聴いているようでした。

 

『RADIPEDIA』(J-WAVE 2013年1月3日放送)では、ナビゲーターを務めていたハマ・オカモトさんと、浜田雅功さんの親子対談が新春企画として行われました。もちろん親子で対談するのは初めてのこと。収録日がクリスマスイヴだったこともあり「なんでイヴにお前としゃべらなあかんねん」と浜田さんは照れ気味でした。

 

 

『BRUTUS』の特集「なにしろラジオ好きなもので②」で思い出深いのは、さまざまなラジオ番組で活躍した「伝説のハガキ職人たちの同窓会」。私はこの企画の構成と進行役を担当しました。メンバーは「ベン村さ来」「大村彩子」「幕下裸体力」「壊し屋谷口(仮)」(敬称略)。名前を聞いただけでどの番組の常連なのか分かった人はヘビーリスナーでしょう。日曜の夜、銀座のど真ん中(歌舞伎座近く)にあるマガジンハウスの本社で2時間ひたすら “ラジオ投稿”を語り合う贅沢な時間となりました。

「ベン村さ来」は『ビートたけしのオールナイトニッポン』の常連。大学在学中にたけし軍団に入団。1991年より放送作家、演芸作家として活躍しています。「大村彩子」は伊集院光さんの番組に投稿し続け、今や文化放送の番組を中心に超売れっ子作家になりました。アイドル、アニメ、落語など幅広い趣味をラジオ番組の構成の仕事に生かしています。「幕下裸体力」は『コサキン』シリーズに投稿後、現在はライターとして活躍。「壊し屋谷口(仮)」は本名で投稿していたため、誌面に登場するにあたり仮名にしましたが、テレビのバラエティ番組の放送作家として活躍しています。いずれもエンターテインメントを支える仕事に就いているのが頼もしいところ。

「伝説のハガキ職人たちの同窓会」は非常に好評で他の雑誌でも行いました。投稿していた番組や時代は異なれど、ラジオに投稿していた人にとっては共通体験が多く、現役で投稿していた頃を思い出すのかもしれません。投稿した経験のない人は「こういう楽しみ方もあるのか」と感心するようです。

ハガキ職人が集まると、まずは「どの番組を聴いてきたか」「どの番組に投稿してきたか」という話で盛り上がります。聴いてきた番組はその人を形成している大事な要素。番組のタイトルを3〜4本聞いただけでどんな特性なのかが分かります。逆に聴いている番組や放送局がバラバラだと「守備範囲が広い!」と感心しますが、中には「ひとつの番組、一筋」という職人気質の人もいます。そういう人は、多数の番組に手を出すと“何か”が変わってしまうと言うのです。

職人気質の人はひとつの番組を何度も聴きなおす傾向があります。例えばある番組にずっと投稿している人はその番組を3回聴きなおすそう。1回目は放送をオンタイムで聴きながらツイッターにハッシュタグを付けてツッコミをツイート。2回目はじっくりと聴いて楽しみ、3回目は次回の投稿に活かすべくパーソナリティーの発言や採用されている投稿を分析しながら聴くそうです。私も学生時代は同じようなことをしていたので、気持ちは痛いほど分かります。「急がば回れ」という言葉がありますが、ハガキ職人は努力をしているわけです。

 

 

 

『ケトル』VOL.28号(2015年12月発売/太田出版)の特集タイトルは「いつでもどこでも ラジオが大好き!」。表紙は松岡茉優さん(当時20歳)。文化放送『レコメン!』で「松岡茉優ト文化的交流」を放送していました。松岡さんはもともとラジオが大好きで、いつか番組を持ちたい、と携帯電話にオリジナルのラジオ番組を吹き込んでいたほどです。15分では足りないと言わんばかりのジェットコースタートーク。これほどラジオ向きな人はいないと思っていると、1年後にJ-WAVEの『AVALON』に起用されました。90分の生放送は常にハイテンションなトークでリスナーを大いに翻弄し、天才ぶりを発揮していました。

話がすっかり松岡茉優さんの話題になってしまったので本題に戻します。この号の『ケトル』では東京、大阪、愛媛、福岡など、21本の番組のインタビュー、ラジオの楽しみ方解説、“死ぬまでに聴くべきラジオ番組15選”、注目のアナウンサー7人を解説した“局アナセブン!”のほか、欄外には全国のラジオ局の番組にまつわる“コネタ”を94本掲載。私は取材候補の番組選び、88本のプレゼンをひとりで担当したほか、14本の番組のインタビュー取材、番組解説や番組のコネタ94本の執筆などを行ないました。radikoのタイムフリー機能がなかった頃で何度も心が折れそうになりましたが、この本を作ったことはのちのラジオ本制作の大きな礎となりました。

 

ここでは“死ぬまでに聴くべきラジオ番組15選”に執筆した、思い出の番組と“珍しいもの”を取材した話をします。

 

CBCラジオ『ももこのおしゃべりチャンネル』(※2015年放送)

“幻の番組”と呼ぶべき番組『ももこのおしゃべりチャンネル』。『さくらももこのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)以来、23年ぶりに先生がラジオに戻ってきました。先生は滅多にメディアに登場しないことで有名で、『さくらももこのオールナイトニッポン』を知らなかった私は、先生がラジオで喋っている様子は想像できませんでした。いざ蓋を開けてみると先生は楽しそうにどんどん喋ります。

特に貴重だったのは作品にも登場する父・ヒロシさんの近況報告。この時、ヒロシさんは81歳。今まで家事をしてこなかったヒロシさんが最近は拭き掃除をするようになったと先生。奥様に「お風呂でよく体を洗いなさい」と怒られていたことまで打ち明けていました。

先生が大好きな音楽の話が聴けるのも醍醐味の一つでした。中でもEGO-WRAPPIN’の大ファンだった先生。初めて足を運んだライブでヴォーカルの中納良恵さんに会った時は、興奮のあまり「よしえちゃーん!」と抱きついたとか。早速メールアドレスを交換して家に招待した…ということも話していました。残念ながら先生の体調が芳しくなく、2ヶ月ほどで番組は終了。先生へのインタビュー取材は叶いませんでしたが、毎回聴いていた思い出の番組のひとつです。

 

『ありがとう浜村淳です』(月曜~土曜 8時~10時30分)湯呑みを激写!

MBSラジオで放送開始46年を誇る『ありがとう浜村淳です』の取材では、ご本人のインタビューのほかに湯呑みも“取材”しました。

番組にゲストが登場するとお手伝いをしている「ありがとう娘。」が「今朝のお客様、◯◯さんにお茶をお持ちしました」と湯呑みを差し出します。放送を聴いていて「果たしてどんな湯呑みなのか」と気になっていた私。担当スタッフの方に「もしよかったら、いつも放送で使っている湯呑みの写真を撮らせてください」と嘆願。「え? そんなことを言われたのは初めてです。でも普通の湯呑みですよ」とキョトンとされましたが、しばらくして“ホンモノ”が登場。私は大いに興奮。カメラマンに湯呑みの写真を撮っていただいて掲載しました。

浜村さんの取材をした人はこれまでも何人もいますが、湯呑みが掲載されたのは史上初だそう。「お茶は特別なお茶なんですか?」と聞くと「まぁ、いわゆる普通のお茶です(笑)」という答えが返ってきましたが、浜村さんの前で飲むお茶はこの上ない味に違いありません。

MBSラジオではおしぼり(使い捨てではなく布のおしぼり)も常に用意されてあり、こちらも撮影させていただきました。ゲストに差し出されるほか、スタッフも使います。おしぼりで手を拭くとなぜか落ち着くから不思議。ゲストにも好評のようです。おしぼりが用意されてあるのはMBSラジオだけだと思います。

 

 

 

ラジオを特集した本の話はまだまだたくさんあります。その紹介は改めて書くとして、ここからは3月25日に発売された『別冊TV Bros. 全国ラジオ特集 powered by radiko』の話をします。タイトルに“全国”とあるように、北海道から沖縄までさまざまなラジオ番組のパーソナリティーにインタビューしたほか、アーティストや声優がパーソナリティーを務める番組の特集、ナイター中継に関連した話(東京ヤクルトスワローズのファン、クリープハイプ 尾崎世界観さんが登場した回 )、注目の番組の紹介文(100本以上)などもあります。こちらでは、ローカル番組特集のインタビューのラインナップと注目のポイントを紹介します。

 

北海道ではSTVラジオ『洋二と明石の無口な二人』(月曜〜金曜 12時〜12時15分)の木村洋二さんと明石英一郎さんの対談と、HBCラジオ『カーナビラジオ午後一番!』(月曜〜金曜 12時〜16時)のYASUさんにお話を伺いました。木村さんと明石さんはSTVの超ベテランアナウンサーで、『洋二と明石の無口な二人』では徹底的にくだらない(褒め言葉です)話をしています。今回の特集では、「ラジオでくだらない話をする意義」のほか、若いアナウンサー(パーソナリティー)へのエール、ラジオ関係者に向けたアツいメッセージを送っています。

『カーナビラジオ午後一番!』のYASUさんには、それまで担当していた夜の時間帯から午後ワイドに移った時のエピソードや“どこまで攻めていいのか”といった“昼ワイドの挑戦”にまつわるお話をしていただきました。2007年からパートナーを務めている山根あゆみさんの起用時の話も興味深いものがあります。山根さんはアナウンサーでもタレントでもなく、もともとHBCの営業職の社員でした。リアクションやフォローが秀逸でパーソナリティーに起用したところ番組に大ハマり。YASUさんに「こんな人はなかなかいない」と言わしめたほか、亀渕昭信さん(元ニッポン放送代表取締役社長)も称賛したほどです。

 

名古屋ではCBCラジオ『チュウモリ「#むかいの喋り方」』(火曜22時〜24時30分)のパーソナリティーでお笑い芸人、パンサーの向井慧さんにインタビュー。以前も紹介しましたが、向井さんは移動中も入浴中もラジオを聴いている、というほどのラジオっ子。向井さんの地元・名古屋のCBCラジオの本社と東京支社から週ごとにスタジオを変えて放送しています。何かとCBCに縁のある向井さん。好きなドラマや映画の作品を語ることに定評のある向井さんが、ラジオとの向き合い方を話しました。

『#むかいの喋り方』ではネタに対する向井さんのリアクションもうまく、各地のハガキ職人のほか、『JUNK』(TBSラジオ)のプロデューサーの宮嵜守史さんも注目しています。噂が噂を呼び、取材も多数受けています。向井さん本人は「こっそりと隠れて聴いてほしい。特に吉本の後輩に聴かれたら恥ずかしい(笑)」と言っていますが、皮肉にも(?)その願いとは裏腹に人気番組と化しています。

 

大阪はMBSラジオ『福島のぶひろ、の金曜でいいんじゃない?』(金曜15時30分〜17時45分)をはじめ、さまざまな番組で活躍している福島暢啓アナウンサー。TBSの安住紳一郎アナウンサー、元・CBCの石井亮次さん、NHKの神門光太朗アナウンサー、東海ラジオの源石和輝アナウンサーなど“おじさんアナウンサー”の友達が多い福島アナ。積極的に街頭ロケを行ったり、一般的には知られていないものの、その道では有名な人物をゲストに迎えたりすることが多いです。

インタビューでは、その理由や番組を盛り上げるために大切にしていることについて話しました。無数に存在する番組の中で、何をすべきかを常に考えている福島さん。番組にはその思いが随所にちりばめられています。まだ33歳ですが、昭和のNHKのアナウンサーを彷彿とさせるルックス。しかし、ラジオに関して数歩先のことを考えています。

 

さらに、FM OH!(エフエム大阪)の番組『アカネクラブ』(月曜 18時〜18時55分)にも注目しました。パーソナリティーは大阪府立登美丘高校ダンス部の元コーチで振付師のakane先生です。「40歳になったらパーソナリティーをやりたい」と言っていた先生は27歳にしてその夢を叶えました。実はダンスで使用する曲はラジオでオンエアされた曲をヒントにすることが多いそう。

私は常々「ダンスとラジオは相性がいい」と思っていて、『アカネクラブ』はまさにラジオにピッタリの番組です。映画で使用されているダンスミュージックの話は、一般的な映画解説とは異なるアングルから紹介されていて、ダンスシーンの注目ポイントや背景の色合いといった変わった視点から解説してくれます。放送でも話していましたが、先生は「視点の動線」をいかに作るかを考えているそう。何度見ても発見があるような振付や演出を施しています。リスナーから届く相談はダンスや進路に関するものも多く、先生は丁寧に答えます。ダンスに励んでいる人はもちろん、何か新しいことを始めたい人や、エンターテインメントの仕事に興味がある人は必聴の番組です。

 

広島のRCCラジオ『平成ラヂオバラエティ ごぜん様さま』(月曜〜金曜 9時〜11時32分)からは横山雄二アナウンサーが登場。横山アナは小説家として『ふるさとは本日も晴天なり』(ハルキ文庫)でベストセラーを世に送り出したこともあり、ご本人に執筆を依頼しました。アナウンサー生活30年を振り返った珠玉の文章です。横山アナは映画監督としてもおなじみで、現在は新作『愚か者のブルース』の制作の真っ最中。初プロデュース映画『彼女は夢で踊る』も2020年4月10日より新宿武蔵野館を皮切りに全国公開されます。(本当はインタビュー取材に伺いたかったのですが、映画の撮影時期と重なってしまいました。またいつかぜひ…)

 

福岡ではKBCラジオ『PAO〜N』(月曜〜金曜 13時〜16時)と『DJサワダデス』(日曜 20時〜20時30分)でおなじみの沢田幸二アナウンサーとFM FUKUOKA『MORNING JAM』(月曜〜金曜 7時30分〜12時30分※金曜は10時55分まで)で20年以上にわたってパーソナリティーを務めている中島浩二さんにインタビュー。沢田アナといえばオープニングでゴシップを早口で紹介する「前ピン」が人気ですが、企画の誕生秘話や日々の制作過程、夜ワイド時代のユニークなコーナーのエピソード、お手本にしている人について伺いました。

実は中島さんは高校生の頃に沢田アナが担当していた番組に出ていただけでなく、沢田アナが新人の頃に始めた夜の人気ワイド番組『PAO〜N ぼくらラジオ異星人』のスタッフの一人でもありました。両方の番組を聴いている人にとっては初耳の話が多いのではないかと思います。中島さんにはクイズの作り方やネタを読む時のこだわり、KBCラジオ『夕方じゃんじゃん』(月曜~金曜 17時15分~18時45分)までの間、どう過ごしているのか、といったことについて聞きました。

 

ROKラジオ沖縄からは『山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)』(木曜・金曜 20時〜22時)の山原麗華さんが登場。山原さんには沖縄の高齢者に対してラジオにできることを中心に話していただきました。「ラジオはもっと高齢者のエピソードを聞いた方が良い」と力強く言っていた山原さん。高齢者へのインタビューはもちろん、編集も山原さんが行なっています。余談ですが、山原さんが使っているアコーディオンは18キロもの重さがあるそうです。よく「ダイエットに励んでいる」という山原さんですが、あまり痩せてしまうと持てなくなってしまうのではないか、と余計な心配をしてしまいました。

 

RBCiラジオ『ラジオBar 南国の夜』(土曜 22時〜23時)からは宜野湾市にあるバー「南国の夜」のマスター、よこちゃん(與古田忠さん)が登場。嘉大雅アナウンサーを含めてバー「南国の夜」と『ラジオBar 南国の夜』の軌跡と奇跡を振り返りました。今や全国からラジオファンが訪れるようになった同店。伊集院光さんも収録やプライベートで訪れるようになり、よこちゃんにとっては夢のような展開になっています。

「南国の夜」の取材中には山原さんもお店に現れました。山原さんがお店に訪れるのは初めて。ひょんなことからよこちゃんと山原さんの“ご対面”が実現しました。愛されるキャラクターの山原さん、誕生日にはラジオ沖縄ではもちろん、RBCiラジオとFM沖縄の番組にも「おめでとう」というメッセージが寄せられ、沖縄の民放3局すべての番組で祝われた幸せ者です。

 

FM沖縄からは『ゴールデンアワー』(月曜~金曜 14時~15時50分)の西向幸三アナウンサーが登場。実はよこちゃんを発掘したひとりでもあります。沖縄の番組は方言に特徴があり、明るくて弾けたワイド番組が多いのが特徴なのですが、昔は沖縄の言葉をくだけて使うのはタブーだったそうです。それがだんだんくだけてきた理由も話してくださいました。目から鱗の話ばかりでした。

 

さらに在京5局のパーソナリティー5人(赤江珠緒さん、いとうあさこさん、みちょぱさん、高橋みなみさん、市川紗椰さん)、ハマ・オカモトさん、人気若手バンド「ポルカドットスティングレイ」のヴォーカルでラジオも面白い雫さん、人気声優の宮野真守さん、上坂すみれさんなど続々登場。ほかにも「あの人の話も聞きたかった。この人にも聞きたかった」という願望は尽きませんが、素敵な1冊が完成しました。

ローカル番組のパートではベテランのパーソナリティーが多く登場していますが、まだまだいろいろな人がいます。そこで今回は、インタビューからは漏れてしまいましたが、おすすめの50代以上のパーソナリティー(※今まであまり紹介していない方を中心に)を紹介します。

 

◯ロジャー大葉
TBCラジオ『ロジャー大葉のラジオな気分』(月曜〜金曜 13時〜16時)

少年時代はサッカーに明け暮れていたものの、YMOに出逢ってからは音楽にどハマりしたロジャーさん。「ばななまん」というバンドを組んで「イカ天」に出演したこともあります。地元のコミュニティFMのアナウンサーを経て、2005年からTBCラジオの午後の顔になりました。番組では地域の情報、ラジオカーからの情報、ベガルタ仙台や東北楽天ゴールデンイーグルスの情報のほか、落とし物・忘れ物情報、防災タクシー街角交通情報もあります。街角交通情報は防災タクシーの運転手と電話を繋いで変わった点がないかを伝えてもらうコーナーですが、異常がないと運転手さんと少しだけ世間話をすることもあり、なんともほのぼのした雰囲気です。

 

◯つボイノリオ
CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』(月曜〜金曜 9時〜11時55分)

世の中の出来事をつボイさんが一刀両断。真面目な話をする一方でエロティックなネタをポツリと言ってアシスタントの方を呆れさせることもあります。つボイさんは『金太の大冒険』(1975)で有名になりましたが、れっきとしたシンガー・ソングライター。山下達郎さん、竹内まりやさんとは30年の親交があり、おふたりともつボイさんをミュージシャンとして尊敬しています。2016年にはCBCラジオ開局65周年 特別番組『山下達郎×つボイノリオ ドリーム マッチ』が放送されました。『聞けば聞くほど』には毎日およそ500通のメールが届くそうで、その全てに目を通して付箋を貼って仕分けしています。全てスキャンしてパソコンに保存しているというから驚きです。

 

◯坂橋克明
SBCラジオ『坂ちゃんのずくだせえぶりでぃ』(月曜〜金曜 9時5分〜13時)

“坂ちゃん”こと坂橋克明さんは信越放送の元アナウンサーで、長野で人気のパーソナリティー。オープニングから痛快に喋ります。リスナー参加のコーナーが多いのも特徴で、中でもユニークなのが「歌声喫茶 この続き歌ってクイズ!」。部分的に放送された曲の続きをリスナーに電話で歌ってもらいますが、見切り発車で電話をかけているリスナーもいて、せっかく電話が繋がったものの答えられないリスナーも。いかにも生放送っぽい展開になります。リスナーと電話で話す時の距離の取り方も絶妙。ちなみにアシスタントは“ずく女(ずくじょ)”と呼ばれています。

 

◯谷口キヨコ
FM OH!(エフエム大阪)『LOVE FLAP』(月曜〜木曜 11時30分〜14時 ※谷口さんは月曜・火曜に出演。)
α-station (FM京都)『J-AC TOP40』(土曜 14時〜19時ほか)

FM OH!(エフエム大阪)、α-station( エフエム京都)などで活躍中の谷口キヨコさん。通称“キヨピー”。日常の出来事の喜怒哀楽をコミカルに語ることに長けており、ラジオを聴いていると面白い友達がずっと話しかけてくれている気分になります。ゲストとの話では、音楽の話はもちろん、世間話からその人のスイートスポットを発見して引き出します。K-POPも大好きでα-station『KP CONNECTION』(日曜 6時〜7時)ではK-POP愛を爆発。ずっと話を聞いていたいラジオDJのひとりです。

 

◯保岡栄二
四国放送ラジオ『ラジオ大福』(月曜〜金曜 8時30分〜11時40分 ※保岡アナは月曜〜木曜に出演)

れっきとしたアナウンサーながら、ラジオでは“面白おかしいおっちゃん”のイメージの保岡栄二アナウンサー。相手がどんなパートナーであっても自由に泳がせつつ絶妙なツッコミを入れます。金曜に放送している『ナオミの夢ラジオ』(23時30分〜24時)は『ラジオ大福』火曜のスピンオフ番組。素敵な曲を歌いつつも、どこか隙のあるシンガーソングライターの皆谷尚美さんと保岡アナが、ココだけの話をコソコソした雰囲気で喋ります。

 

◯たくちゃん(野口たくお)
MBCラジオ『青だよ!たくちゃん!』(土曜 11時〜14時50分)

鹿児島のラジオ・テレビで大活躍のたくちゃん。鹿児島訛りのボケとツッコミで笑いの絶えない場をつくりあげます。言葉に特徴があるため、鹿児島以外の人にとっては時々意味が分からない言葉も飛び出しますが、そこは気にせずに楽しみながら聴くのが正しい聴き方。

この訛りに誘われるように“青たく”を愛しているのが南海キャンディーズの山里亮太さん。両親が鹿児島出身ということもあり、radikoでこの番組を聴くようになり、番組と交流をもつようになりました。MBCのラジオまつりにゲスト出演したこともあります。お相手の山口真奈アナウンサーは宮城出身。東京の大学を卒業後に鹿児島に移りましたが、たくちゃんの鹿児島の訛りを完璧に分かっているところが素敵です。レポーターの榮徳多賀子さんの鹿児島の言葉と、毎回何かが起こりそうな中継にも注目です。

 

<了>

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