HOME メディア 【 ラジオレコメンダー“ やきそばかおる ”の I love RADIO】~ラジオが好きすぎてパーソナリティになった方々をご紹介~TBSラジオ『JUNK 爆笑問題カーボーイ』他
2020.1.8

【 ラジオレコメンダー“ やきそばかおる ”の I love RADIO】~ラジオが好きすぎてパーソナリティになった方々をご紹介~TBSラジオ『JUNK 爆笑問題カーボーイ』他

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ラジオ レコメンダー“ やきそばかおる ”の I love RADIO  第25回

やきそばかおる

ライター・構成作家、そして大のラジオファン。1975年山口県生まれ。
radiko.jp」をはじめ、雑誌やWebなどでラジオに関するインタビューやコラムを執筆中。
MBSラジオのナイターオフの番組『次は~新福島!第2章=芽生え=』木曜のコーナー「やきそばかおるの全国ラジオキコウ!」に出演中。

 


「この世界で大切なのは、運とタイミング」

長年、フリーで活動しているアナウンサーがよく言っている一言です。
ここ最近、まさにそのことを実感する出来事がありました。

私は11月24日放送の『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』(ニッポン放送 日曜 16時〜17時30分)にゲスト出演しました。鶴瓶さんと以前仕事をしたことがあるという訳ではありません。ある日突然、番組のスタッフの方から連絡があり、出演させていただくことになりました。

 

事の発端は、MBSラジオ『次は〜新福島!= 第3章構築と解体=』(火曜・水曜 20時〜22時※10月~3月のナイターオフに放送)でのこと。福島暢啓アナウンサーがパーソナリティを務める番組です。
私はこの番組の火曜日のコーナー「ラジオ博愛主義!やきそばかおるの全国ラジオキコウ!」で、各地のユニークな番組を紹介しています。10月15日の放送で、ROKラジオ沖縄の番組『山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)』(木曜・金曜 20時〜22時)を紹介しました。

 

▲山原麗華さん(ラジオ沖縄のスタジオにて)

 

山原さんは沖縄で活躍するアコーディオン、三線奏者。もともと介護の仕事に携わっており、訪れた施設や敬老会などでアコーディオンを演奏しながら懐かしい童謡や唱歌などを歌って、高齢者を楽しませていました。明るくてよく笑う山原さん。「絶対にラジオに向いている!」とのことでラジオ沖縄から白羽の矢が立ちました。
実は山原さん自身もラジオパーソナリティをやりたかったということもあり、2019年7月から同局の『センチメンタル歌謡曲』(水曜 20時~22時)にアシスタントとして出演。アコーディオンを生演奏するコーナーも設けてラジオのお勉強。

明るいキャラクターはあっという間に評判となり、10月には独り立ちして『山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)』がスタートしました。番組ではリクエストにこたえるほか、人生の大先輩に童謡や唱歌にまつわる思い出を訊き、アコーディオンで演奏する「山原麗華のいつか来た道」や、名曲の誕生秘話を紹介して生演奏する「山原麗華のモダンタイム」などのコーナーがあります。
試しに2時間の放送で何回笑うかを数えたところ、103回にも上りました。こうしたことを「全国ラジオキコウ!」で紹介したところ、今までにないほどの大きな反響がありました。

 

▲スタジオでアコーディオンを持っている山原さん

 

さて、通常なら話はここで終わりますが、それから数日後、予想もつかない出来事がありました。山原さんから突然、笑福亭鶴瓶さんと山原さんが二人で撮った写真が送られてきたのです。私は何が起きたのか事情が分かりません。

実は鶴瓶さんがお正月の番組のロケで沖縄を訪れた時の事。鶴瓶さんは仲良しの女性の方と会うことになりました。その方と山原さんは友達で「今日、鶴瓶さんと飲むからおいでよ〜」と誘われたそうです。

山原さんは、その前の日曜日に放送されていた、鶴瓶さんと福島アナが出演している番組『ヤングタウン日曜日』(MBSラジオ 日曜 22時~23時30分)で、鶴瓶さんが主演した映画『閉鎖病棟―それぞれの朝―』の話をしているのを聴いていたため「福島暢啓アナウンサーさんとの番組聴きました!」という話をしたところ、「福ちゃん知ってんの??」と鶴瓶さん。「以前、ラジオコラムニストの“やきそばかおる”さんという方が、福島アナウンサーの番組で私の事を紹介してくださったんです」と話したそう。

 

ここで、私が『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に出演するための鍵を握るもう一人の人物が登場します。鶴瓶さんに同行していた、某テレビ番組スタッフのTです。Tと私は10年以上の付き合いで、お互いにラジオが好きなことから面白い番組を見つけてはTにradikoのリンクを送っていました。

『山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)』は番組の初回が終わった時点で「ものすごい番組がある」「これだけ笑っているパーソナリティは珍しい」と、Tに教えました。このことからTはピンときて「え?!  やきそばさん、知ってるの?!  やきそばさんから番組を紹介されて、山原さんの番組を聴いてるよ!」とここでも繋がります。

 

鶴瓶さんの脳内には「“やきそばかおる”ってどんな人や?」とクエスチョンマークが浮かび始めました。そこにさらに後押しとなったのが『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』の上柳昌彦さん。沖縄から帰ってきた鶴瓶さん。『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』の収録で、山原さんに出会い「ラジオに詳しい“やきそばかおる”という人がいる」ことを知ったと言うと「やきそばかおるさんだったら、ついこの間ラジオのシンポジウムで一緒でしたよ。全国のラジオのことに詳しくて…」と上柳さん。

これが決定打となり、上柳さんが持っていた私の名刺を元に『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』のスタッフの方から電話がかかってきた…というわけです。“点と点が線になる”とは、まさにこのこと。しかも『次は〜新福島!』で『山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)』を紹介して、ほんの1ヶ月ほどの間の出来事でした。

 

こうなると、私も山原さんにお会いしてお礼を告げたくて仕方がありません。とはいえ、なかなか沖縄に行く機会がない…と思っていると、別件の仕事で沖縄に行くことになりました。
11月28日(木曜)、山原さんに時間を作っていただき、那覇空港でご対面。山原さんは出会って5秒で爆笑。イメージカラーの赤い洋服に身を包んでいた山原さんと(ちなみに私のイメージカラーも赤なので赤い洋服の二人組は目立っていたに違いありません)、ラジオ沖縄へ。

「私、まだラジオ沖縄で喋り始めて浅いから、ラジオ沖縄のことをよく分かっていないんです」と言っていたのが嘘のように、山原さんに人が集まってきます。まさに人当たりの良さを表しているよう。突然の見学にもかかわらず、山原さんパワーで色々な方を紹介していただいたのでした。

 

ラジオ沖縄に彗星のように現れたラジオスター、山原麗華さん。改めてどんな方なのかというと、那覇出身。介護予防教室や敬老会、忘新年会、デイサービス施設でのレクリエーション、各種イベントの司会、余興などを行なっています。3歳の頃からピアノを習い、大学は東京の体育大学へ。卒業後、那覇で働きます。

アコーディオンを習い始めたのは東日本大震災がきっかけでした。遠い地から引っ越して、余儀なく沖縄生活をしている人たちを楽しませようと考えていた折、山原さんにピアノや三線を教えていたお父さんが「アコーディオンだったらどこでも弾けるから」とアコーディオンを勧めます。そこで猛練習をして弾けるようにしたというわけです。

 

▲介護予防教室での一コマ

 

山原さんのイメージソングは藤山一郎の『青い山脈』。この曲は『山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)』のオープニングテーマとして使用しています。昭和の時代、沖縄では運動会のフォークダンスで『青い山脈』が使われていたそう。今でも使っている学校があるそうで、この曲を聞くとみんなが踊れて、みんなで楽しめるため選んだとのことでした。

 

豪快に笑うのは子どもの頃から。決してわざと笑っているのではなく、自然に出てくる笑い声です。子どもの頃はその笑い声がコンプレックスで、笑い声のイメージのせいで笑ってもいないのに「うるさい!」と怒られることがあったとか。ラジオ番組のパーソナリティを務めるにあたり、「私の笑い声はうるさいのではないだろうか」と心配していましたが、ラジオ沖縄の局長に「いつものように笑っていればいいんだよ」と言われて心が軽くなったそうです。

20時から22時という時間なので、飲みながら聴いている人も多いそう。番組にメールを送りたいからと、スマートフォンの使い方を習い始めた高齢者もいます。山原さんの影響力たるや!リクエストはFAXや電話でも受け付けています。radikoのおかげでさまざまな地域からメッセージが届きますが、地元の話題を発信することに変わりはありません。山原さんの今後が実に楽しみなのでありました。

 

▲番組スタートを記念して花が贈られました

 

 

さて、山原さんはラジオが好きで、パーソナリティに憧れていました。今でもさまざまな番組を聴いて勉強しています。そこで後半では、ラジオが好きすぎて晴れてパーソナリティになり、今もさまざまな番組を聴いている人の番組(一部)を紹介します。

 

・太田光(爆笑問題)

『JUNK 爆笑問題カーボーイ』『爆笑問題の日曜サンデー』(ともにTBSラジオ)のリスナーの皆さんなら、「太田さん=各地のラジオを聴いている」イメージだと思います。埼玉出身の太田さん。関東のラジオ局はもちろん、MBSラジオの夜の番組『ヤングタウン』を聴こうと遠距離受信を試みていたほどです。
radikoで各地の番組が聴くことができるようになり、どハマりした番組のひとつがRCCラジオ『平成ラヂオバラエティ ごぜん様さま』(月曜〜金曜 9時〜11時32分)。特に火曜から金曜を担当している横山雄二アナウンサーのフリートークの長さと面白さに注目!とのこと。

そのほか、『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)、『ドッキリ! ハッキリ! 三代澤康司です』(ABCラジオ)、『PAO〜N』(福岡・KBCラジオ)、『ラジオBar 南国の夜』(沖縄・RBCiラジオ)、『【つながるワイド】 しそまるの全開! 金曜日』(wbs和歌山放送ラジオ)など多数の番組を聴いています。

太田さんはパーソナリティの魅力を面白おかしく再現することに長けており、ラジオ番組で太田さんが他の番組の話をしているのを聴くと、その番組を聴いた気分になります。ちなみに、太田さんはニッポン放送ほか、各地で放送されている『ラジオ・チャリティ・ ミュージックソン』もチェックしており、リスナーから「太田さんはいつ寝てるんだ?」と思われている人のひとりです。

 

・山崎怜奈(乃木坂46)

“れなち”こと山崎怜奈さんは、大学の受験勉強をしていた頃にラジオにハマりました。高校時代からradikoプレミアム会員(有料)だったそう。radikoはお気に入りの番組を登録することができますが、20本以上の番組を登録しているほどのラジオっ子です。 深夜のラジオ番組から乃木坂の他のメンバーの番組まで、くまなく聴いています。

2018年4月から担当している『金つぶ』(bayfm 金曜 19時〜20時54分)では政治経済からグルメ、鉄道の話題まで幅広くお勉強。DJの小島嵩弘さんとの絶妙なかけあい。ゲストの専門家の話を咀嚼したり、不明な点があると「それはどういったことですか?」とすかさず聞いたりと、リスナーを置いてきぼりにしません。ラジオを通じてファンになった人も多いそうです。

現役大学生で勉強家。歴史が大好きで、歴史に関する番組『乃木坂46山崎怜奈 歴史のじかん』(ひかりTVチャンネル+)にも出演しています。2019年11月からはCBCラジオ『チュウモリ 木曜日推シマシ』内で『乃木坂46 山崎怜奈の「推しの1コマ」』がスタート。放送開始時は「SHOWROOM」の配信番組でラジオに対する愛をたっぷりと語り、『金つぶ』も『推しの1コマ』もバッチリとアピールしていました。

 

・向井慧(パンサー)

同じく、CBCラジオでは「チュウモリ」の火曜日に、お笑い芸人、パンサーの向井慧さんの番組『チュウモリ #むかいの喋り方』(CBCラジオ 火曜 22時〜24時30分)が放送されています。もともと30分番組としてスタート。2019年秋の改編で2時間半に拡大しました。
向井さんは名古屋市熱田区出身。中高生の頃、お笑い芸人のラジオにハマり、CBCラジオで放送していた、海砂利水魚(現くりぃむしちゅー)、ダイノジ、ブラックマヨネーズやココリコなどの番組を聴いて育ちました。上京時には昔から使っていたラジカセも持ってきたそう。家にいる時はもちろん、入浴中や移動中も聴いているそうです。

番組は名古屋にあるCBCの本社と東京にあるCBCの支社のスタジオを週ごとに交互に使用。はじめの1時間はその週に話題になったラジオ番組や芸人仲間の話から、最近ハマっているドラマの話などをたっぷりと、豊かな描写力でリスナーに問いかけるように話します。喋り方は『ナインティナインのオールナイトニッポン』の影響を受けたそう。
後半はメールによるネタコーナー。各地の番組で活躍するリスナーも参加しています。リスナーとの距離のとり方がうまく、面白いネタに関しては「こういう方向性のネタを欲している」と話すため、リスナーから“よく分かっているネタ”が届きます。

 

・佐久間宣行

福島県いわき市出身。テレビ東京の人気番組『ゴッドタン』『ウレロ』シリーズを手がける佐久間宣行さんも学生時代から深夜ラジオっ子。電波の入りが悪い時は外に出て電波を拾っていたそうです。佐久間さんは伊集院光さんの番組や『電気グルーヴのオールナイトニッポン』などにハマっていました。就職活動時の第一志望はニッポン放送でしたが、その願いは叶わずテレビ東京へ。

時を経て『佐久間宣行のオールナイトニッポンR』(2015年8月29日)で初のパーソナリティに挑戦。その後『AKB48のオールナイトニッポン』(2018年に2回)にも出演して、その面白さが大きな話題に。2019年4月の改編で『佐久間宣行のオールナイトニッポン 0(ZERO)』(水曜 27時〜28時30分)がスタートしました。

テレビ収録の裏話はもちろん、佐久間さんはラジオ、テレビをはじめ、舞台、書籍、映画、動画などあらゆるエンターテインメントに触れており、それぞれの作品の魅力を面白おかしく料理します。
佐久間さんは面白いものに触れると、番組やSNSなどで大きく広める主義です。それは面白いものが消えてほしくないからとのこと。ミュージシャンや劇団などが一人でも多くの人に知られてそこにお金を落としてもらうためだと語っていました。

 

・藤原竜也

全国10局で放送されている『藤原竜也のラジオ』(ABCラジオ、CBCラジオ、SBSラジオ、RBCiラジオは金曜 24時30分〜25時※ラジオ局によって異なる)。スタジオから放送しているというよりは、部室もしくは部屋から放送しているような和やかな雰囲気です。

ラジオをよく聴いている藤原さんにとって、伊集院光さんは憧れのひとり。ある回の放送でスタッフに「僕と伊集院さんはどれくらいの差がありますか?」と聞いたところ「雲泥の差!」と言われてヘコんでいました。
2019年1月にスタートして以来、すべての放送を公式の番組サイトで聴くことができます。2019年12月には初の公開収録を沖縄で実施しました。この先、あなたが住んでいる地域を藤原さんが訪れる日がくるかもしれません。

 

 

今回は5人を紹介しました。また「もっと面白い番組を効率よく見つけたい」という人のための放送局の試みがあります。

例えばJ-WAVEの公式サイトには「番組スタッフがセレクト 面白かった放送一覧」というコンテンツがあります。番組の内容が解説してあるほか、radikoのタイムフリーのリンクもあり、すぐに再生することができます。
名古屋の@FMは公式サイトに「ゲストタイムフリー」というコンテンツを用意。ゲストの一覧とゲストが出演した箇所をradikoですぐに再生できるようにしてあり、こちらも便利。

FM NACK5は『NACKシェアラジ』(日曜 23時30分〜24時)を放送。「週刊!シェアラジセレクション」のコーナーでは反響が大きかった番組や、もう一度聴いてほしいおすすめの箇所を紹介しています。パーソナリティは『NACK5時ラジ』(月曜〜金曜 5時〜6時)の月・水・金曜を担当している高森浩二さん。NACK5のさまざまな番組の話も出てくるので、NACK5ファンの方はぜひ!

さらに、ますだおかだの増田英彦さん、塚本麻里衣アナウンサーの番組、ABCラジオ『よなよな…火曜日』(火曜22時~24時30分)では「マスコミ倫理勝手に向上機構 よなよなBPO」のコーナーを展開。ラジオやテレビ番組などで気になった事をリスナーに面白おかしく報告してもらいます。ABCラジオのほかに他局の番組ネタも紹介。聴くとradikoで該当箇所を聴きたくなります。

<了>

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